関東の水は湯シャンに向いていない!

湯シャンって何?

私は普段、湯シャン(お湯だけで頭と髪の毛を洗う)をしています。
湯シャンを初めて3年くらいでしょうか。

シャワーのお湯で頭皮を指の腹でマッサージするように洗い、そのまま髪の毛もすすぐだけ、というとてもシンプルなシャンプーです。
市販のシャンプーにはいろいろ化学的な薬品が入っていて怖い、ということと、いいものを探すのが大変、いいものはだいたい高価で買い続けるのが難しい、と思っていたことがきっかけだったように思います。
また、中学の時の担任の先生が(女性)こんな話をしてくれたことも忘れられずにいました。

「出産をしたときにね、もう本当に大変で、自分のことを構う暇なんて全然なかったの。
お風呂にはなんとか入っても、シャンプーする余裕もなくて、髪を週に1回くらいしか洗えなかったのよ。
で、美容院に行った時に、美容師さんに申し訳なくて、髪をあまり洗えていない、って言ったらね
『本当ですか?髪がすごく太くて元気になっていますよ』
って言われたよ。
で、あれ、シャンプーって毎日しないほうがいいのかな、って思ったことがあるの」

シャンプーをあまりしないほうが、髪が元気になる?
シャンプーは週に一度でもいい?

びっくりする人も多そうですが、たぶん事実なのだろうと思います。
私も大人になり、石鹸シャンプーを経て湯シャンにたどり着きました。

湯シャンをすると、髪がベタつく!!!

湯シャンをしていて気になったのが、頭皮ちかくの髪のベタ付きでした。
しっかり洗っているのだけれど、なんだかベタつく。
皮脂が落としきれていないのか、ブラシにもホコリがいっぱいついて、汚れが目立つようになってしまいました。
湯シャンを始めたあと、人生でこんなにブラシを替えたことはない、というくらい買い替えています。

当時は東京23区内に住んでいて、髪のベタ付に悩まされながらも、なんとか湯シャンを続けていました。
そのうち、ベタつきがそれほど気にならなくなってきた、と思ったころに、神奈川に引っ越しをします。
神奈川の家で生活を始めた直後に直面したのは
「また髪がベタついてきた!気持ち悪い!」
ということでした。

調べてみると、東京の水と神奈川の水では水系が違うためおそらく水の質も違うのでしょう。
微妙な違いなのかもしれないけれど、湯シャンをしているとその違いがダイレクトに髪に反映されます。
「せっかく、髪が湯シャンに慣れてきたと思ったのに!!!」
と、とても悔しい思いながら、「東京にいたころのように、洗い続けていれば、そのうち身体が馴染んでくる。頑張るしかない」と考えて、湯シャンに励んできました。

湯シャンと髪のベタつきについて調べると、面白い説がありました。
「水の硬度が高いほど、湯シャンが難しく、硬度が低いと湯シャンがしやすい」というものでした。
日本の水は軟水と言われていますが、軟水の中にも、硬度が比較的高い軟水と硬度が低い軟水があります。
日本国内でもその差は大きく、特に関東の水は硬度が高めだったのです。
それを調べたときに「やられた~!!!」と思ったことを思っています。
そして実体験で言えば、利根川の水を引いている東京都23区北部の水よりも、谷川水系の神奈川県の水のほうが硬度が高いのだ、と感じました。

硬度だけではなく塩素にも問題がある?

神奈川に移り住んだあと、私はいろいろな場所へ旅行をする機会が多くなりました。
特に中国雲南省の麗江に滞在した時に感じたのが「髪がサラサラになる!」ということ。
麗江の水は硬度が低い軟水なのかな、としか感じていなかったのですが、友人とマレーシアに旅行をした際、お互いに髪や肌の調子が良くなっていることに気付きます。詳細はこちらの記事から

友人曰く
「塩素だと思う。日本の水、とくに関東の水は塩素が強いって聞いたことがある」
ということだったのです。
友人の言葉に
「なるほど。一理ある」
と思った私は、塩素除去のシャワーヘッドを購入します。
これはこれで、よい香りがするし、髪のべた付きもあまり気にならなくなったため「やっぱり塩素も関係していたんだ!」と気づいたのです。

場所が変われば、水が変わる!髪が変わる!

さて、2017年に入り、仕事で日本各地を訪れるようになりました。
宿泊をする機会も多いので、当然シャワーを浴びて髪を洗います。
もちろん湯シャンです!

そこで気づいたのが……

札幌、仙台、岐阜、福井、京都、福岡。

どこも、シャワーを浴びて髪を乾かした後のサラサラ感が普段とは比較にならない!!!

とにかく、驚くくらいに髪がサラサラで、気持ちが良いのです。
ここまで差を感じるのは、湯シャンをやっている人くらいではないかな。

水の質もあるだろうし、塩素もあるでしょう。
地方都市の水は塩素があまり使われていないのかもしれません。

広々として、人も少なく、空気もきれいで、そして西日本は放射能リスクも少ない……

「いいなあ、ずっとここにいたいなあ」

そう思うのも当然ですよね……。
水が違う。
全然違う。
同じ日本で、こんなに違うのか。

その差を体感した記録として、ここに書き残しておきます。

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