ベトナム サパの町を歩く(山側)

サパはホテル建設ラッシュ中

さて、今度は中心部から少し外れて山側を歩いてみることに。

山道の農道を少し降りたところです。

サパの町が遠くに見えます。

うーん、すてきだ!

そして写真の右手にクレーン車みたいな……高層ビルを作る時に使う重機が見えるのが分かるでしょうか。

中心部はぎっしりと建物が並んでいて、ヨーロッパ風な雰囲気を醸し出しています。

中心部から外れた山側では、今、まさにホテル建設ラッシュ!

いたるところで工事が行われているのです。

工事はうるさいけど、新しいホテルは綺麗で快適。

これから観光客が泊る場所は、中心部から少し外れていくのかもしれません。

そんな工事ラッシュのサパですが、山と畑に囲まれているので……

畑の中ではバッファローが草を食んでいたり、休んでいたりします。

野性味あふれる光景……!

ちなみに、時々農作業中のモン族の人がバッファローを木の枝で追い払っていたので、彼らにとっては迷惑な存在なのかもしれません。

観光客が多い通りは華やか

山道をぐるっと回って坂道を上がると、再び中心部に近づき、観光客が多い通りへ。

華やかです……

傘をさしている人が多いのは、日よけ。

こちらの人は、雨傘を日傘の代わりに使っています。

それくらい日差しが強いということ!

さて、この通りをずっと上がっていくと……

ローカルなレストランを発見!

お腹が空いたので食事を取ることに。

中央のレストランに入り、「野菜のフォーはできる?」と聞いたら

作ってくれました!

白菜らしきものが大量に入ったフォー。

とてもおいしかったです。

ついでにタイガービールも。

本来はバーベキューのお店らしく、串に刺した野菜などが店先には並んでいました。

サパでみかけた土産物屋

食事を終え、店を出て坂道を上がると土産物屋を発見。

サパでは、このタイプのナッツやドライフルーツ、漢方薬の材料をたくさん売っているお店をよく見かけます。

名物の様子。

でも私には、くるみと干しシイタケくらいしかわかりませんでした。

お店の人は英語が通じないので、それが何なのかが不明。

そしてどれも大袋で売られていますが、小分けにしてほしいとか、もっと少しでいいとか伝えることもできず、見るだけで通り過ぎました……が、後程、英語が通じるお店を発見。

そこで300gの小分けにしてお土産用に包んでもらえました!

 

英語が通じたのが、サパ博物館の1階にあるツーリストセンター。

ここではすでに小分けにされた乾物が売られていました。

あとは、ファンシーパンの屋外のマーケットでナッツを売っていた若い女性。

サパ中心部なら、ツーリストセンターへ行くのがおすすめです。

 

ベトナム サパの町を歩く(湖周辺)

嬉しいことに早朝チェックインできたので、シャワーを浴びて一休みしたら、街を散策してみることにしました。

ホテルのマネージャーの話だと、ホテルからサパタウン(市街地)までは徒歩5分とのこと。

さっそくサパの中心部へ向かいます。

ここはヨーロッパ?不思議な感覚になるサパ

サパの中心部ともいえるのが、この大きな広場ではないでしょうか。

写真を撮ったのは午前中で人がいませんが、夕方になると子供たちが集まってサッカーをし、大人はバレーボールに興じていました。

写真だけ見ると、まるでヨーロッパのどこかの街のよう……

この広場の反対側には、サパのシンボルとも言える教会があります。

どうやら中には入れないようなのですが、雰囲気たっぷり。

欧米人観光客が多いこともあって、自分がどこにいるのか忘れそうです。

この教会があるエリアは、サパ湖のすぐ近く。

せっかくだから湖まで歩いてみよう!

気温はそれほど高くないのですが、とにかく直射日光が強くて暑い!

そして、こんなに綺麗な景色の中なのに、車とバイクが通り過ぎるたびに舞い上がる土埃がすごくて、排気ガスもスゴイ……

そんな中、湖沿いまで来ると少しほっとします。

やっぱり、アジアっぽくないけど……

湖はそれほど大きくなくて、歩いて1周しても20分もかかりません。

反対側から見たところ。

のどかだよね~

ほんと、リラックスできる!

せっかくだからベトナム式のコーヒーが飲みたいな、と思って湖の反対側まで戻りおしゃれなカフェに入りました。

Le Petit Gecko

テラス席もあって気持ちよさそうだったので、テラス席へ。

ティラミスとコーヒーで確か8万ドンくらい。400円でこんな素敵なティータイムが過ごせるなんて!

ちなみにこのカフェ、トイレを借りたのですがとても綺麗でした。

 

……なんですが、目の前は車とバイクが通って土埃が上がります(汗)

また、民族衣装を付けた少数民族の女の子が、グッズを売りに来ます(汗)

 

サパのレンタルバイクについて

このとき、隣の席に白人のカップルがやってきました。

彼らは「バイクをレンタルしようよ!」と話し合っていて、「なるほど、そういう楽しみ方もあるのか……」と。

なんとベトナムでは、無免許でバイクを運転できちゃうんです!

ベトナムはウィーン国際条約に加盟していないので、国際免許を持っていても意味が無いという国。

そんな流れからか?観光客が無免許でバイクをレンタルして乗り回すことができます。

実際見ていると、バイクを二人乗りしている明らかに観光客だと思われる人々多数!

隣の席の彼らも、ちょうど通りかかった白人のバイクの青年たちに「どこでバイク借りたの?」と聞いていました。

ちなみに、サパではいたるところにレンタルバイク屋があります。

少し歩けば、簡単に貸してくれるところを見つけることができます!

 

さて、お腹も膨れたところで湖の周辺を散策します。

こちらは湖から一本奥(山側)へ入った通り。

こうやってみると、アジアですよね……

いろいろな商店が立ち並びます。

犬肉を食べさせるレストランもありました。

サパは、スーパーマーケットで何でも揃う!

湖沿いにはいくつかスーパーマーケットもありました。

1軒のお店に入ってみたところ、1階は食品、2階は衣類など。

2階の様子

かなり充実した品ぞろえです。

しかもお値段も安いので、足りないものはここで変えば良い!という感じ。

サパの街中には、ウィンドブレーカーやダウンジャケットを売っているお店がたくさんあります。

私は「寒いかな」と思って裏地の付いたウィンドブレーカーを持ってきたのですが、全く使いませんでした。これからサパに来る人は、薄着で来て、もし「寒い」と思ったら街中のショップで購入すると良いと思います。

そのほうが荷物が軽くて済むしね。

ちなみに会計は1階でまとめて。

私は下着が足りなくなってしまったのでここで買い足しました。パンツ1枚5万ドン(250円)。モノも悪くなさそうなので良いのですが、1階のレジで会計をしたあと、袋に詰めてくれる係の男性がいるカウンターがあり、そこに移動して袋に入れてもらうというシステムだったので、ちょっと恥ずかしかったです……

ちなみにこのスーパーで、缶ビール(1万ドン 約50円)も売っていました。

街中にはATMもたくさんあって、お店は遅くまで営業しています。

サパは人口が3000人くらいしかいないと聞いていたのですが、その人口ではありえないくらい商業施設が充実しています。

さすが、観光の町。

けれど、日本の観光の町よりも、いろいろな面が都市っぽくて使いやすいです。

長期の滞在でも不便さは感じずに過ごせるのではないでしょうか。

Mau Son Templeで笛の音色を楽しむ

さて、地図を見ていると、湖の近くにMau Son Templeというお寺がある様子。

行ってみることにしました。

 

 

この入口の前で自撮りをしようとしている女性を発見。

写真を撮ってあげたらとても喜んでくれました。

石段を上がったところ。

中は自由に見学できるようになっています。

中国式というかベトナム式というか、カラフルな神様(?)がいました。

そしてかすかに聞こえるきれいな笛の音。

これは……?

数名の若者が集まって、演奏の練習をしていました。

笛の音が綺麗だったので、しばし聞き入っていたところ、先ほど写真を取ってあげた女性が「中に入ろうよ」と誘ってくれました。

けれど靴を脱いでござに座るスタイルで、入ったところでどうしたら良いのか分からなかったので辞退。

今思えばちょっともったいないことをしました。トライしてみれば良かったな。

フラフラ歩いて教会のところまで戻ると、少数民族の女性が子守をしていました。

街中に普通に、民族衣装を着た人がたくさんいる街……

2年前に訪れた麗江を思い出します。

でもサパの少数民族は商根たくましい!

麗江ではあまり「買って、買って」と言われなかったなあと、懐かしく思い出しました。

 

ベトナム 夜行列車でラオカイに到着、サパまでの移動

早朝、ラオカイ駅に到着した夜行列車。

この後サパまで移動するのですが、調べたところによると駅前にはミニバスの客引きがいっぱいいる様子。

スーツケースを引きずりながら列車を降りると、ホームは屋根のない野性味あふれる青空式でした。

ミニバスのドライバーとサパまでの料金を交渉

そこにすでに複数のミニバスドライバーがいて「ミニバスに乗る?」と聞いてきます。

また吹っ掛けられるのでは……

と心配だったので、そこにいたセバスチャンに「ミニバスに乗る?(一緒に行こうよ)」と話しかけたところ、セバスチャンは、すでにトレッキングツアーのピックアップを予約しているとのこと!

それならダッカーと一緒に、と思ったのですが、ダッカ―が列車から降りてこない!

困ったなあ、と思いつつ一緒にミニバスに乗る人を探してスーツケースを引きずりながら、他の観光客たちと歩いていると、一人の女性が「サパまで行く?」と話しかけてきました。

お、旅仲間?と思ったのだけれど、彼女は小さなポシェットしか持っていない……

彼女もミニバスの客引きでした。

 

彼女の夫だと思われるドライバーがホームの先で待っていたので、

「サパまで行くけど、いくら?」と聞くと20万ドンとふっかけてきます!

事前にネットで調べたら、7万ドンくらいって書いてあったたけど?と思い「高い!7万ドンにして!」というと「じゃあ18万ドン」……というように交渉が始まり

結局14万ドンで乗ることに。700円か……

高いけど、しかたない。

諦め気分でじゃあ14万でいいよ、とOKし、バスまで移動。

ラオカイ駅

駅の外には、たくさんのミニバス(シルバーのワゴン車)が止まっていました。

そのうちの1台に案内されると、乗客は私一人。

乗客が揃うまで出発しないと聞いていたので、そのままバスの中で待つことに。

シンプルなお餅を買う

すると、ビニール袋を両手に下げた女性が近づいてきて食べ物を売りに来ました。

片手にバゲット、もう片手になにやら緑の葉っぱに挟まった白いものを持っています。

その緑のほうを指さして、購入。

値段交渉の末4万ドン(200円)

丸い笹の葉っぱに挟まれているのは……

 

白いお餅でした

特に味付けしていないお餅だったのですぐに飽きてしまったのですが、なんというか優しい味でした。

他の乗客を待つ間、駅前の様子を眺めます。

カラフルなホテルが立ち並ぶ駅前。

ずらりと客待ちをしているタクシーとミニバス。

早朝だというのに、どこからか大音量の音楽が聞こえてきて、静寂さとは無縁です。

車の中にいても、と車を降りると、なんと別のミニバスにセバスチャンがいるのを発見。

置いてきぼりにされたセバスチャン

私に気づいてバスから降りてきたセバスチャン。

煙草に火をつけて吸いながら

「予約していたバスは、自分ではない人をピックアップして行っちゃったんだ」と……!!!

えええ!それは大変……

「じゃあトレッキングツアーは?」

と聞くと、ため息をつきながら

「今、連絡しているところ。どうなるかわからない」

という返答……

可愛そうすぎる。

ひっきりなしにスマホを使い、何かのメッセンジャーでやりとりをしていました。

とりあえず、他のミニバスを使ってサパまで移動することにしたようです。

こんなこと、あるんだね……辛すぎる。

 

サパでは、私もトレッキングツアーに参加したいと思っていたのですが、ハノイからラオカイまでの列車のチケットを手配してくれた日本人向け旅行者のスタッフさんにツアー予約について相談したところ

「トレッキングツアーはホテルで予約したほうがいいです。ホテルがちゃんと『この人がこのツアーに参加している』というのを把握しているので、トラブルが起こった際にすぐ対応してもらえます。稀に『置いていかれてしまった』という話もききますが、ホテルで予約していたらサポートしてもらいやすい」

というアドバイスをもらっていたのです。

何かしてあげたいけど、何もしてあげられず。

セバスチャンとはその場で別れました。

彼が無事にツアーに参加し、ホームステイできていれば良いです。

ミニバスに押し込められ、サパまで移動!

さて、結局私の他に乗客が見つからなかったようで、40分ほど待ったのち、他のミニバスに移動するように言われました。

ミニバスの中はすでに満員。私以外、全員欧米人!

満員になったバスはラオカイの駅前を出発し、サパへ向かいます。

途中、荷物を積み過ぎて超のろのろ運転しかできなくなったトラックを追い越したり、くねくねの坂道曲がり坂を曲がり切れずに山側に半分横転して立ち往生しているトラックを追い越したりしました(ワイルド……)

日本では見かけない野性味ありすぎるベトナムの車事情です。

険しいヘアピンカーブを上がっていくと、棚田と雲海が見えてきます。

景色は絶景!

1時間ほどのバスの旅でしたが、車窓からの風景は美しく、皆、窓の外を眺めて写真を撮っていました。

さて、私が事前に調べた話では、ミニバスに乗るとホテルの前まで連れて行ってくれるとのことだったのですが、サパの中心部で強引に全員下ろされました。

ミニバスが到着したと同時に、ワイワイと民族衣装を来た女性たちが近寄ってきてミニバスを取り囲みます。

そしてバスを降りた乗客たちに「どこに泊まるの?」と話しかけて……来るけど、これって何やらいろいろ営業のニオイがする!

疲れていたこともあり、その場にいたタクシーにさっさと乗り込んでホテルまで連れて行ってもらいました。

ホテルまでほんの数分でしたが、道が分からないので、これでよし。

タクシーの値段は6万ドン(約300円)でした。

早朝チェックインOK!ロクサナホテル

さて、私がエクスペディアで予約していたのが、ロクサナ サパ ホテル(Roxana Sapa Hotel)。

通りから階段を上がった先にあるホテルで

「この石段をスーツケースを持って上がるのか……」と正直げんなりしたのですが、すぐにスタッフが気づいてやってきて、スーツケースを運んでくれました。

そして予約していることを伝えると、すぐにお部屋を用意してくれ、なんと朝8時の早朝チェックインが可能に!

うそ!

親切過ぎるでしょう!

荷物だけ預かってもらって、小一時間程度休憩させてもらえたらそれで良いと思っていたので、嬉しすぎる対応でした。

通してもらったお部屋はこちら。

4階、山側のお部屋で……

窓の向こう一面に、迫る山肌と雲!すっごい、絶景!

(でも実は、ホテルの両隣で新しいホテルを建設中で、工事の音がけっこうして(笑) 正面はいいけど、左右は工事中、というなんとも不思議な光景でした)

お部屋もとても広くて綺麗で
パソコンを置いて作業できるスペースもちゃんとありました!

 

 

収納スペースもたっぷり。

スリッパというかサンダルがありましたが、ちょっとチクチクして痛いので、私は持参したビーチサンダルを部屋の中で履いていました。

バスルーム。

シャワーとトイレの間に仕切りが無いので、シャワーを使うと辺り全体がビチャビチャになるタイプです。

でも温かいお湯がちゃんと出ます!

 

部屋まで案内してくれたフロントスタッフの男性に、トレッキングツアーに参加したい旨を伝えたところ、その場ですぐにスマホで確認し、手配してくれました。

私が予約したのは、翌日の6時間12キロのツアー、400万ドン(2000円)

楽しみです!

 

まずはシャワーで汗を流し、着替えて一休みしてからサパの町を探検することに……

 

ああ本当に、チェックインできてよかった……!

ロクサナ サパ ホテル

スタッフが本当に親切で、行き届いたサービスを提供してくれました。
居心地の良いホテルだった……おすすめです。
1泊2000円程度、朝食込。

ベトナム ハノイからラオカイへ夜行列車の旅

私が乗ったのは、21時半ハノイ発、翌日朝5時半到着予定の寝台列車「パンプキントレイン」

列車には21時に乗車し、ラオカイへ向けて出発するのを待ちます。

キャビンにはベッドが4台。

私が一番最初に到着した乗客となりました。

キャビン内にはテーブルがあり、水のペットボトルとお菓子、バナナが用意されていました。

これらはすべてサービスです。

同じキャビンの旅仲間は全員男性だった

自分のベッドとなる下段に腰を下ろしくつろいでいると、眼鏡をかけた白人の男性が。

挨拶をして向かいの下段のベッドに腰を下ろします。

続々とやってくる、同じキャビンの乗客たち。

オーストラリアから来たという細身で眼鏡のダッカ―、ドイツから来た配管工のセバスチャン、そしてベトナム人で昔サパに住んでいたことがあるというおじさん一人(名前を失念)

みんなで下段のベッドに向き合って座り、おしゃべりタイム開始。

……なんですが、残念ながら私の英語力は大したことないので、ダッカ―とセバスチャンの会話があまり聞き取れず。

けれど、ダッカ―はボスニア出身で1992年の紛争を機に一家で移住したそう。

セバスチャンも1989年の東西ドイツ統一を経験しているようで、歴史的な大事件を体験している二人は、いつのまにか当時の話に。

詳細までは分からなかったのですが、それまで笑顔だったのに、二人ともその話題になったとたんに、急に真顔になって声のトーンが落ちたのが印象的でした。

セバスチャンはそのままドイツで生活しているようですが、ダッカ―一家はいろいろ点々としたようです。

この二人がけっこうおもしろくて、セバスチャンは話しながらひたすら事前に買い込んだ缶ビールをグビグビあおり、ダッカーはチョコレートバーをモリモリ食べていました。

あんなにチョコ食べるのにお肌も綺麗なら太ってないってすごい……

私はすでに食事を済ませていたので、途中歯磨きをしに洗面所に行って歯を磨いてきたのですが、同じキャビンの他の人たちは、だれも歯磨きをしませんでした!

歯を磨かずに寝るなんて、私は気持ち悪くて無理!

でもこれが夜行列車の旅のワールドスタンダード?なのかな?

 

私は今回の旅でサパに5日間滞在する予定。

ダッカーは3日間、セバスチャンは1泊2日で、到着後すぐにトレッキングツアーに参加し、サパの少数民族の家にホームステイすると話していました。

外国の人はゆっくり旅をする、というイメージがあったのですが、二人ともけっこうあわただしい感じ……

なんだか意外でした。

夜行列車のトイレは、きれいではありません

さて、歯磨きついでに用を足して戻ってくると、今度はセバスチャンが「トイレに行ってくる」と立ち上がります。

「トイレはどこ?」

と聞かれたので、車両の後ろ(私たちがいるキャビンのすぐ隣)と、車両の前に2カ所、車両の前には洗面所もあることを教えてあげると

「きれいなのはどっち?」

と聞かれました。

正直どっちもどっちだったのですが、車両の前のほうがまだマシだったことを伝えると、「OK」とトイレへ。

トイレのきれいさは気にするんだな~……

 

ちなみにパンプキントレインのトイレは、トイレットペーパーが切れていたのでポケットティッシュ必須です。また、便器も片方はビチャビチャに濡れていました(列車のトイレの中も、ベトナム式に水が出るシャワーがついていたためだと思われます)

いつもポケットに入れていた消毒用ウェットティッシュとポケットティッシュが大活躍しました。

女子の列車の旅には必須です!

夜行列車の中は、Wi-Fi完備!

さて、サパとハノイを何度も夜行列車で往復しているらしいベトナム人のおじさんが「Wi-Fi使えるんだよ」と教えてくれました。

Wi-Fiパスワードは、キャビンの扉を完全に占めると、扉の内側に書いてあります。

電車の中でまさか使えると思っていなかったのでびっくり!

これは扉を閉めなければ気づかないので、扉を開けっぱなしで談笑していたら、寝る直前まで分からないかも……(笑)ですね。

夜行列車での荷物の管理について

私が海外の寝台車で旅をするに際して心配していたのが、荷物の管理。

もし、寝ている間にスーツケースを盗まれたらどうしよう?ということでした。

寝台車では下段のベッドの下にスーツケースを入れるスペースがあり、上段のベッドは、通路の上が狭いロフトのようになっていてそこに荷物を押し込めます。

けれど列車が発車してから寝るまでの短いおしゃべりタイムの中で「この人たちが盗みをするようなことはないだろう」と判断。

4人が一つのキャビンにいるので、盗みをするようなチャンスもないだろうと思い、スーツケースは固定したりせずそのままベッドの下に入れ、貴重品が入ったリュックは、枕と壁の間に押し込んで寝ることにしました。

向かいのベッドの下段を使うダッカーは、スーツケースもリュックもベッドの下に。リュックは頭の下に入れていました。

セバスチャンはお金を裸のままズボンのポケットに押し込んでいました。

それぞれ、貴重品の管理方法が違います。

ベトナム人のおじさんについては、どのように管理しているか、残念ながら見えませんでした。

寝台車は……眠れません!

ワイワイとおしゃべりしていたのですが、22時半を過ぎたくらいでベトナム人のおじさんが「明日の朝は早いから、もう寝よう」とおしゃべりタイムはお開きに。

それぞれベッドに横になったのですが……けっこう揺れます。

それでも昼間の疲れからウトウトするのですが、ちょっと寝たと思うと目が覚めてしまう……

けれど、ベッドはそれなりに柔らかく、シーツや枕カバーも清潔。

車内は寒いと聞いていたのですが、それほど冷えすぎるということもなく、ダッカ―とセバスチャンは「エアコン、稼働してないっぽいよね?」なんて会話をしていました。

掛け布団のあったかくて、寝心地は悪くないのですが……

なにぶん、揺れるので熟睡できません!

何度も目を覚まし、スマホで時間を確認して「まだ12時」「まだ2時」なんて具合に寝て起きてを繰り返しました。

やがて5時になるとキャビンのドアがノックされ、ドリンクサービスのお姉さんがやってきます。

ドリンクはコーヒーが2万5000ドン、紅茶が2万ドン。

私たちのキャビンでは、ダッカ―が全員分をスマートに払ってくれて!(紳士だ……!)しかもチップまで渡していました。

すごいな。

さすが、チップの習慣のある国の人は、何から何までスマートだわ。

おごってもらったお茶をすすりながら「眠れた?」と聞くと、全員が「揺れて何度も目が覚めた!」と(笑)

寝台列車で眠れないのは、全国共通のようです。

車窓の外はだんだんと明るくなってきて、5時半過ぎ、列車は無事にラオカイへ到着しました。

ベトナム グラブ(Grub)でハノイ市内を移動、夜行列車でサパへ!

今回のベトナムの旅では、ハノイに滞在するのは到着した日を含めず2日、そのあとサパへ向かいのんびりしようと考えていました。

サパへの移動手段を調べる際、助けになったのがこちらのサイト。

【2018年度版】ハノイからサパへの行き方まとめ

この案内をもとに、夜行列車の旅も味わいたいし、バスから見える風景も味わいたい!と思い、

行き⇒夜行列車

帰り⇒高速バス

でサパへ行ってみることにしました。

チケットはネットから予約できるようですし、ネットから予約したというブログもみかけたのですが、ちょっと不安もあったので、私は上記サイトのリンクから、TNK&APTトラベルさんに予約をお願いすることに。

後日、TNK&APTトラベルの方には他のことでとてもお世話になったので、本当に自分で手配をせず、こちらで手配してもらって顔見知りになっておいて良かった……と、心から思いました。

ハノイ市内はグラブ(Grub)で移動!

サパへ出発するのが5月13日の夜。

13日、午前中に滞在していたホテルをチェックアウトして、荷物を夜まで預かってくれるように頼み、ハノイ駅の北側エリアを散策したのち、夕方にチケットを引き取りにTNK&APTトラベル ハノイ支店のオフィスを訪れました。

TNK&APTトラベル ハノイ支店は旧市街地の東河門近くにあり、その直前まで私がいたタイ湖近くのカフェからはけっこう離れている様子。

タクシーを呼んでもらおうかとも思ったのですがふと思ったのがグラブ(Grab)。

ハノイ市内では、このGrabのヘルメットやシャツを着たバイクのドライバーをよく見かけたのです。

グラブはアプリを使って、自分が今いる場所と行きたい場所を入力すると、そこまで移動する値段とどのくらいで迎えに来てもらえるかが分かり、アプリ上でピックアップをお願いできるサービス。

UBERみたいなものですが、ハノイではUBERは撤退して、今はグラブのみになっているようでした。

一休みしていたカフェでグラブのアプリをダウンロードし、調べてみると、近くにグラブのタクシーとバイクがいっぱいいる!

だいたい3分くらいで迎えに来てもらえそう。

値段もタイ湖から旧市街地まで確かタクシー4万ドン(約200円)、バイク2万ドンくらい(約100円)

安いです。

使い方はとても簡単なので、悩むこともないでしょう。

ハノイ観光では必須かも!

グラブ アンドロイドアプリ

グラブ アイフォンアプリ

そのままグラブでタクシーを呼んでTNK&APTトラベル ハノイ支店へ向かい、チケットを受け取りました。

手配してもらったのはパンプキントレイン(スタンダード)のベッド下段。片道50万ドン(約2500円)と、帰りの高速バス30万ドン(約1500円)。

日本に比べ、安さが魅力です……

夜行列車に乗る前にシャワーを使いたい!

さて、夜行列車は21時半発。

5月のハノイ市内はとても暑くて埃もすごいので、私は汗まみれ&埃まみれ。

化粧と日焼け止めも落としておきたいので、チケットを受け取ったあとTNK&APTトラベルの方に

「どこかでシャワーだけ使えないかな?」

と相談してみました。

ハノイでは日系のサクラホテルが大浴場があって、お風呂だけの利用もできるとのことだったのですが……

「女性用の大浴場があるのはサクラホテル3だけなんです。ここからけっこう距離もあるので、シャワーだけということなら、近くのミニホテルがおすすめですよ」

とのこと!

ハノイにはサクラホテルが複数あり、女性が入れる大浴場はそのうち1つにしかなくて、旧市街地からはだいぶ遠いようなんです。

で、ハノイ市内のミニホテルでは、だいたいどこでもシャワーだけを貸してくれるそう!

「フロントで『シャワー、シャワー』って言えばわかってくれます。タオルも貸してくれて、5万ドンくらい(約250円)です」

と教えてもらいました。

TNK&APTトラベルハノイ支店の隣がミニホテルで、そこでもスタッフの方が先日シャワーを借りたということで、私もそこを利用してみることに。

こちら。

BUBBA BED TOUR です。

 

フロントにおじさんがいたので、「シャワー!」と言ったら、すぐにタオルを出してくれました。

ちなみにお値段6万ドン(約300円)

写真の奥に見える階段を上がり、3階にシャワーブースが3つ並んでいる部屋があって、そこでシャワーを浴びることができました。

 

……が、ここで困ったのが、荷物。

リュックには貴重品が入っているし、でもリュックをシャワーブースに入れたら濡れちゃうし。

……どうしよう……

 

悩んだ末、隣のシャワーブースに荷物を入れ、その上に自分の脱いだ服を重ねて速攻でシャワーを浴びました。

お湯を浴びて顔と首、手を石鹸で洗っただけなのでとても簡単に済ませてしまいましたが、それでも汗を流すって気持ちいい!

幸いなことに誰も入ってこなかったので、荷物を置いていて隣のブースに移動して体を拭き、服を着替えて身支度を整え、シャワー完了!

 

後から考えたら、TNK&APTトラベルハノイ支店に荷物を預けて必要なものだけ持ってシャワーを浴びに行けばよかったです。

隣なんだしね……

東河門の近くの素敵でホスピタリティの高いレストランで、お腹を満たす

とりあえずスッキリしたので、次はお腹を満たしに近くのレストランへ。

旧市街地から東河門の手前を右に曲がると、次のブロックの角にタイガーズみたいな?すごく派手な外観のお店があるのですが、お店を左手に見ながらさらに道沿いに進んだ先、右手にちょっとおしゃれで人がたくさんいるオープンレストランがありました。

お店の名前は HOA DON BAN HANG

空いている小さなテーブルに座ろうとすると、ウェイターが出てきて「こっちに」と、一段高くなっている広い席に案内してくれます。私、一人客なのに、こんなに広い席に座っちゃっていいんですか!

椅子もテーブルも木製で、しかもとても綺麗に掃除されていて、欧米人のお客さんが何組か入っていたのに納得。

まずはグアバジュースを注文

ハノイでジュースを頼むと、ストローはほぼ必ず、こういう風に丸めた状態で出てきます。

たぶんこれが、ハノイ流の「可愛いドリンク」

ちなみにお味はたぶん100%フレッシュジュース。シロップなどで甘さを付けたりはしていないようで、とてもおいしかったです!

次に食事を注文。

「ベジタリアンなんだけど」

と相談したところ、ナスと豆腐の料理をおすすめしてくれました。

こちらです!

ご飯は、東南アジアのレストランでよくでてくるあの感じなのですが、ナスと豆腐の煮物がとってもおいしかった!

醤油ベースでシソも入っていて、日本人になじみやすい味でした。

非常に非常に満足してお支払いすると、9万5000ドン(約500円以下)

安い~~

店員さんの接客も良いし、とても居心地よく過ごすことができました。

Grubとマイリンタクシーの運転手さんが親切すぎて、泣きそう……

ここからホテルに戻るのに、Grabを使って車を呼んだのですが、入力する「到着先」のホテルを間違えていたことに、Grubを待っている間に気づきます。

私が宿泊していたICON36ホテルはハノイ市内に3ヶ所あり、私はどうやら一番旧市街地に近い場所を入れてしまったよう。

「しまった!」と思い、到着したGrubのドライバーに「入力した場所じゃなくて、ここへいきたいの!」とホテルカードを見せたところ「分かった」と文句も言わず、いやな顔もせずに車を出してくれました……

優しい……

けれど、途中で道が分からなくなってしまったようで(初日のタクシー運転手もそうだけど、どうやらすごく分かりにくい場所の様子……大通りの前なんだけど)

Grubドライバー自らホテルに電話をかけて場所を確認し、ホテルの前まで連れて行ってくれたんです!

申し訳なかったのと、親切が嬉しかったで多めにお金を渡し、おつりを「いらない」と言ったら、「ダメダメ!」というような感じで、日本的な押し問答(笑)

結局、私が押し切り(笑)もらってもらいました。

心があったかくなる時間だったな~

 

さて、無事にホテルで荷物をピックアップしたら、次はハノイ駅へと向かわなくてはいけません!

ハノイ駅にはA駅とB駅があり、夜行列車が出るのはB駅。

それぞれ距離が離れているそうなので、確実にB駅へ行くため、ホテルの前でタクシーを使えます。

(Grubにしようと思ったのですが、到着先にハノイ駅を指定できず……)

地図を見るとホテルと駅は近いから、ぼられる可能性も低いだろうとタクシーで行くことにしました。

しかし1台目のタクシーに「ハノイ B ステーション! ハノイステーション、B!」と言っても怪訝な顔をして乗車拒否されてしまい!

(通じない……)

と思いつつ、近くでちょうどお客さんを下ろしていた、緑色のタクシー(マイリンタクシー、ぼったくりがなく安心して乗れると評価が高い)を発見して、そちらへ。

運転手さんにまた「ハノイB駅に行きたい!」と伝えると、スマホでマップを開いて「どこ?」と聞かれます。マップの中の駅を指さし「B!」と言ってみると……

「すぐそこだよ」と手で前を示されました。

けれど、ものすごい数の車とバイクが走る大通りは見えるけど、駅は見えない!

しかも私、スーツケース持ってるの!

と、見せたところ、運転手さんは「分かった」というようにタクシーから降りて、荷物を積んでくれました。

 

で、走り始めてわずか30秒足らず……

「ここだよ」

と。

通りを超えたすぐそこが、駅だった様子(汗)知らなかった……

けれどB駅はそこからさらに少し行った場所だったので、結果的にタクシーを使って正解でした。

駅前で荷物を下ろしてくれた運転手さんに支払いをしようとしたところ、なんとまたしても「いいから、いいから!近かったし!」と、受け取ってくれない!

前日にナイトマーケットで明らかにボラれたと思われる経験をした私は、この運転手さんの「100%親切心な行動」に本当に感激しました。

さっきのGrubのドライバーさんといい、マイリンタクシーの運転手さんといい、こういう人もいるんだな……

結局運転手さんはお金を受け取らずに手を振って走り去っていきました。

……どうもありがとう……。

こちらがハノイB駅の外観。

ヨーロピアン風でなんだかおしゃれです。

が、寝台列車に乗るためにはここじゃなくて、この待合室とチケット売り場がある建物を出た左側に

夜行列車の事務所がありました。

私が乗るパンプキントレインのオフィスに入ってチケットを見せると、「6番で待ってて」と。

先ほどの写真のハノイB駅の駅舎の右側に「6」と書かれた建物があり、そこがどうやら待合所のよう。

「6」に入ると、スーツケースやリュックを背負った人がたくさん待っていました!

夜行列車の待合所。けっこう賑やか

発車時刻の30分ほど前になると、ホームとつながるドアが開きます。

スーツケースを押してホームに入ろうとすると、さっと一人の若者がやってきて私のスーツケースを取り上げ、チケットは?と。

駅の係員?

にしては制服じゃないけど……

と怪しみながらチケットを見せると、私の代わりにチケットを制服を着た係員に見せて、そのまま寝台車まで案内してくれた後に、しっかりチップを請求されました……

 

断ればよかった……

 

ゆっくり電車やホームの写真撮りながら行きたかったのに!

かなり強引にスーツケースを持って行っちゃうので、お願いする必要もなければはっきり断ったほうが良いです。

ほんと私、こういう場面では良いカモだよね……

 

なかばうんざりしながらお金を渡し「足りない」という彼に「ありがとう!」と強めに言うと、寝台車のキャビンから出て行ってくれました。

 

人間の良い面と嫌な面を交互に見る旅行になっています……

 

ベトナム ハノイ トイレの使い方~紙は流しても良いの?~

海外に来て気になるのが「トイレの使い方」

日本だと普通に使ったあとの紙はトイレに流しますが、流さないのが普通の国もあるんですよね。

私が初めて行った海外旅行先は台湾。

台湾は配管が細く紙を流すと詰まってしまうため、流さずにトイレの中に設置されているゴミ箱に捨てるようにと言われました。

……で、ハノイは?

トイレの使い方についてお伝えします!

ハノイのトイレ、紙は流していいところと流しちゃいけないところがある!

ICON36ホテルのトイレ。トイレットペーパーホルダーはありません

ハノイ滞在1日目。

用を足したくてトイレに行こうかと思い、ふと疑問が……

紙って流していいの?いけないの?

 

トイレをのぞくと、大きなゴミ箱がトイレ内に。

あれだけ大きいゴミ箱が置いてあるってことは、大量にゴミが出ることを予想してのことなんだろうか。

てことは、流しちゃいけない系??

できればニオイの問題もあるし、紙は流したいんだけど、万が一詰まって流れが悪くなったり、あふれたりしたら最悪です。

 

思い悩んでネットでいろいろ調べてみました。

すると「流しても良い」という内容と「流さない」という内容が入り乱れ……

どっちなの?

悩んだ末「流して詰まるよりも流さないでゴミ箱に捨てたほうが良い」と考え、拭いた後の,トイレットペーパーはトイレ内のゴミ箱に捨てることに。

翌日、部屋で仕事をしているとお掃除のスタッフがやってきました!

入ってもらい掃除をお願いしたついでに、紙は流すのかゴミ箱に捨てるのかを聞いてみたところ

「トイレに流して!」

というお返事……!

そうか、流してよかったのね。

聞いて良かった!

ということがあったんです。

カフェのトイレ。トイレ内に水が出るホースがあるのがベトナム式

ところが他の場所でトイレを借りたとき、念のため

「紙は流していい?流さない?」

と聞いたとき

「流さずにゴミ箱に捨てて」

と言われました。

ベトナム、ハノイ市内でも、場所によってトイレ事情が異なるんですね……!

サパのホテルのトイレ。新しいホテルなのでトイレもきれい

結論からいうと、流しても大丈夫なトイレと流さないほうがいいトイレがあります。

これは配管の細さや流せる水圧の強さに関係しているよう。

けれど、万が一流してはいけないトイレで流してしまい、トイレが詰まってあふれてしまったら大変……

それが、自分が滞在しているホテルの初日だったりしたら悲劇です。

 

空港や真新しいホテルなど、配管が新しくしっかりしていそうなところなら流しても良さそうですが、古い建物のトイレなどは都度確認するか、詰まらせないために紙を流さず、ゴミ箱に捨てたほうが良さそうです。

ベトナム ハノイ フォトジェニックな旧市街地

ハノイ観光の最大の見どころは、旧市街地。

迷路のような街並み、縦横無尽に走る路地、巨大な問屋街と観光客向けの店が入り混じるエリアです。

この旧市街地が、とってもインスタ映えする、フォトジェニックな素敵な場所でした。

街路樹の多さとフランス風の建物の組みあわせが何とも言えない!

 

こちら、旧市街地の様子。

写真だけ見たら、アジアっぽくないですよね。

旧市街地はホアンキエム湖の北側に広がるエリア一体を刺しています。

アジアなんだけど、ヨーロッパ風の建物が並ぶのは、かつてフランスの支配下にあったためだそう。

欧米人の観光客がとてもたくさんいます。

旧市街地の素敵なところは、街路樹がとても多いところ!

細い路地の両側には大きく育った街路樹が枝を伸ばしています。

その街路樹の間を車とバイクがひっきりなしに通り、なんだか不思議な光景……

日本だとさ、こういうところに街路樹植えない……っていうか、切られちゃうよね。

でも、ごちゃっとした街並みの中にそのまま生きていて、なじんでいて、すごくいいなと思いました。

 

ハノイはこんな風に長屋風の建物が連なっているのですが、その2階部分だけに注目してみると

ほら!

ちょっと古ぼけたヨーロッパ風の建物と植物のコンビネーションが、なんともいえずノスタルジック!

写真だけ見るととても素敵なんだけど、実際はひっきりなしにバイクや車のクラクションが響き渡っていて、排気ガスがすごいです。

クラクションも、みんな連続で鳴らすので、かなりうるさい……

そんな喧噪の中、この長屋の隙間には細い路地があり、奥には住民が暮らしている住居があります。

迷路のように入り組む路地を無理やり通るバイク。路地の奥は行き止まりになり、民家の玄関になっていることも。

住んでいたら、クラクションの音も慣れっこになっちゃうんだろうな。

青空床屋さん

さて、旧市街地を歩いていると、こんな風景に出くわしました。

 

路上に椅子と鏡を出して、ヘアカット中!

青空床屋さんです。

床屋さんがマスクをしているのは、排気ガスがすごいから。

ハノイっ子はマスクをしている人がとても多いです。

ちなみにこのマスク、使い捨てではなく、洗えば何度でも使えるもの。

旅行中私も1枚購入しましたが、1万ドン(約50円)でした。

ちなみにこの翌日、旧市街地以外の路地裏でも青空床屋さんをみかけたので、ハノイでは珍しくない風景なのかもしれません。

問屋街だから面白い!

さて、旧市街地は問屋街。

専門のお店が集まっていて、「この通りはベビー用品ばっかり」「この通りは靴ばっかり」と、通りごとに特色があって面白いです。

こちらは提灯専門のお店。

華やかな提灯は、なんとなく中国を連想します。

そう、ハノイは中国に近いのです。

文化的な影響も受け合っているかもしれません。

レディースの衣類が並ぶ通り。

マネキンが着ている服、とてもかわいいです。

ちなみに日本円の値段がついている服も売られていて、私が見たものは、ベトナムドンで購入すると日本円の約半額でした。

 

とてもおしゃれな花屋さんが並ぶエリア!

……と思いきや、よーく見ると、全部造花です!

すごく素敵な店先に見えるでしょ?

でも全部イミテーションだからね。

 

東河門

ハノイ城の城壁の跡地で、唯一残っている門、東河門です。

フォトジェニックな旧市街地には、こんな歴史的建造物も残されています。

この東河門のすぐ近くには、TNK&APTトラベルという日本人向け旅行会社があり、ハノイやハノイ近郊の各種ツアーの予約や、チケット予約してくれます。

今回のハノイ旅行では、TNK&APTトラベルの方にとってもとってもお世話になり、助けてもらって、いろいろなことを教えてもらいました。

ハノイに旅行するなら、こちらの会社でツアーやチケットの予約をお願いして顔見知りになっておくと、本当に心強いと思います。

TNK&APTトラベル

 

ベトナム ハノイ 食について①ストリートレストランでざるそば風フォーに挑戦

ハノイ2日目。

ハノイに滞在するのは3日間の予定なので、今日のうちにハノイのハノイっぽいところを見ておきたい!

というわけで、ホアンキエム湖と旧市街地を歩いて訪れることにしました。

 

GoogleMapで調べると、私が滞在しているホテルからホアンキエム湖までは徒歩約20分。

ちょうどよい散歩コースです。

行ってみよう!

ハノイはとにかく車とバイクが多い!道を横断する方法

街中は本当に車とバイクが多いです。

ベトナムは道を横断するのが大変、と聞いていて、たしかにすごく怖いと思いました。

以前、ベトナムに住んでいた人から「反対側に道を渡るのにもタクシーを使う」という話を聞いたことがあるくらいです。

だって、信号はあってもバイクは信号無視当たり前。

赤なのにツッコんできて渡れません。

けれど大丈夫。

道を渡るローカルの人や他の観光客をみつけてぴったりくっついて渡ります。

いちおう、人が渡っていることが分かると、バイクも車もスピードを緩めてよけてくれるようです(日本のように止まって「お先にどうぞ」はないけど)

慣れてくると、車が途切れたタイミングで小走りに走って渡れるようになれました!

 

 

街中には、写真のような人力車(シクロ)が走っています。

時間制らしく「1時間どう?」と声をかけてきます。値段は10万ドンほど(ただし交渉要)

日本円だと約500円。

安いといえば安いですね(私は乗らなかったけど、欧米人で利用している人はたくさんみかけました)

自転車のおばさんからマンゴーを買う

街を歩いていると、自転車の前と後ろに大量の野菜や果物を乗せ、笠をかぶった女性を多くみかけます。

とにかく大量!

もし転んだら大変。

自転車の後ろにこんな風に積んでいる人も。

日本ではみかけない風景です。

面白い!

そんな中、マンゴーとグレープフルーツ?みたいなものを積んでいる女性と遭遇。

マンゴーは1つ1万ドンとのことなので、購入してみました。

ナイフのジェスチャーをすると、その場で皮をむいてカットし、ビニール袋に入れてくれました!

写真の青いのがマンゴーなのですが、どうやらまだ熟れていないのか、渋みがあってそれほど美味しくなかったです……

残念……

結局2切れしか食べなかった(汗)

そのまま街を歩き、セントジョセフ教会まで。

すごく古い教会で、東南アジアの町に自然と溶け込んでいます。

さて、この教会のすぐ近くに……

フォーを食べさせてくれるストリートレストランを発見!

けっこう混んでいるので美味しいのかな?と思ってみていたら、おかみさんらしき人が出てきて指で3をしめします。

3万ドンということらしいです。

写真を見ると、壁に30Kって書いてありますね。

注文することにして椅子に座って待つこと約3分。

運ばれてきたのがこちら。

そうめんみたいなざるそばのような状態になっているフォーとお肉が入ったスープ、そしてかごに山盛りの野菜。

そして刻んだ唐辛子と、なんだかわからないトッピング。

塩味のスープを予想していたのですが、ちょっと甘めの味付けで、お肉の下には数種類の野菜が隠れていました。

かごに盛られた野菜は、シソやバジル、パクチーのほか、レタスやサンチュなど。

他のお客さんを見ていると、葉っぱを手でちぎってスープに入れて、フォーを入れてつけめんのようにして食べていたので真似してみました。

かなりお腹いっぱいになります。

これで3万ドン……約150円。

安いよね。

実は、この記事を書くときに写真を見直して「30K」という看板があったことに気づいたのですが……

このあと、私は旧市街地のナイトマーケットでぼったくられます。

さてさて、フォーでお腹が満たされたところで、飲み物も欲しくなったし、暑いし、カフェに入ってお茶でも……

と、見つけたのがこちら。

Kalina Cafe

トリップアドバイザーにも載っていました。高評価です!

写真を撮るのを忘れてしまったのですが、フレッシュジュースやコーヒー、ラテ系を出してくれるお店で、店員さんがすごく爽やかで親切。

トイレも綺麗でした。

たくさんの外国人観光客と地元の若い子たちが集まっていました。

ここでスイカのジュースを注文。8万ドンだったので、まあ高いっちゃあ高い……よね。

でも雰囲気は良いし、美味しいし、ゆっくりできたし、Wi-Fiも使えたので満足です。

ベトナム ハノイで女一人旅! 【ノイバイ空港両替、タクシー、格安ホテル】

2017年は一度も海外へ行けませんでしたが、2018年は、あらよっとベトナムへやってきました!

というのも、取材のお仕事がひと段落していて暇なのと、貯めていたJALのマイルが失効してしまうため。

早く使わなくちゃ!

というわけで、去年から気になっていたベトナムへ来てみました~♪

JALの成田発ハノイ行きは深夜の到着!

いつもは安いLCCが大好きな私ですが、今回の旅はマイルを使ってチケットを取ったので豪華にJALです。

ところがJALのハノイ行きは、成田を18:30に出てハノイに22:30到着というフライト。

私、明るい時間につくフライトでしか海外に行ったことがない……不安……

 

さらに、ハノイのノイバイ空港は電車や地下鉄がなくて、市内まではバスかタクシーを使わなくてはいけません。

どうしようか散々迷った末、タクシーに乗ることを決意。

エクスペディアで予約したホテル ICON 36 HOTEL のホテル名と住所の画面を印刷してバッグに入れ、いざ出発!

 

ノイバイ空港での両替とSIM購入

ハノイに到着して入国手続きを済ませ荷物をピックアップすると、すぐ出口です。

出て左手がタクシー乗り場、右手に外貨両替できるお店が複数並んでいます。

ざっとレートを確認し、一番安い両替商で交換。

レートは1円が206.32ドンでした。

1万円を両替。206万ドンになりました。

他のショップは204ドンくらいだったので、ちょっとだけお得だったのかな。

ちなみに私が両替したのは、空港の出口を背中にして正面寄りにある両替所。左手奥に4件くらい並んでいましたが、そちらではありません。

ノイバイ空港では両替商でSIMカードも扱っている様子。

今度は出口の正面にある旅行者案内所でSIMカードを購入しました。

こちら、

DSC_0041

こちら、ショップに置いてあった値段表。

私が契約したのは5Gで30日使えるTOMATO SIM。

スマホを差し出すと設定をあっという間にしてくれて(2分程度)スマホを差し出し

「ネットにつながるか確認してみて」

と。

無事に繋がることを確認して28万ドンお支払い。約1400円。安いよね~!

格安SIMのスマホにしておいてよかったです!

いざタクシーに乗車!ところが……予想外のベトナムタクシートラブル!

現地通貨のドンも手に入れたし、ネットも使えるようになったしで、いざホテルへ向かおうとタクシー乗り場を目指して歩きだします。

海外で怖いのは、タクシーでぼられること!

基本的にバスや電車を使う私にとっては、一人で空港からタクシーに乗るのは初体験です。

ノイバイ空港からハノイ市内へのタクシーの乗り方は

http://tabijozu.com/hanoiairport-access
https://matome.naver.jp/odai/2140742412102880501

こちらを参考にしました。

ネットで調べると、白タクの勧誘がすごいということだったのですが、到着したのが23時ころだったためか、白タクは皆無。日本みたいな感じでした、。

さて、タクシー乗り場にいくと、一番近くにいたのがVenusタクシー。

ドアの下に料金表も出ていたのだ大丈夫だろうかと荷物を預けて、ついでにホテルの住所と名前をプリントアウトした紙を見せます。

すると運転手さん「OK」と。

大丈夫そうだぞ、と後部座席に乗り込むと……

ベトナムって左ハンドルなんだね!

私、今まで右ハンドルの国にしか行ったことがないような……新鮮!

運転席の右側にはガラスで覆われたメーターが。

メーターをチェックすると、走り始めたときに0に戻って普通に回り始めました。

よかった、大丈夫そう!

 

……と安心したものの。

市内まで到着して「ついたよ」と言われたのは、ICON 36 HOTELではないホテル。

「待て待て、違うよ」

ともう一度住所を見せると、「あれ」といった風。

……ということを、なんと3回も繰り返したのです。

 

運転手さん、分からないの⁉

 

「これって、同じところをグルグル回ってぼられてる!?」

 

と不安になった私でしたが、運転手さんは最終的に近くのホテルに道を聞きに行くということを繰り返してくれ、なんとか無事に到着……

タクシーのお値段45万ドンでした。

 

空港からハノイ市内までは40万ドンくらいらしいので、まあ……無駄足だった部分は多かったけど、ホテルの場所が分からない運転手さんだったけど、いい人だったから良しとしよう……。

 

私が止まったホテルがここなのですが

ICON 36 HOTEL

 

到着したときにはホテルの明かりが消えてる!

びっくりしてどうしよう、とオロオロしていると、パッと電気がついて女の子が出てきてくれました。

 

……良かった……

 

てか、日本のホテルではありえないけど……民宿やペンションだとあり得るから、そんな雰囲気なのかも。

 

安くてお得!ICON 36 HOTEL

さて。

私が泊まったお部屋はこちら。

ダブルベッドの禁煙ルーム。

部屋の壁一面が窓ですが、外はすぐ白い壁。

他の建物の壁かと思ったのですが、どうやらミニ中庭があるらしく……

翌朝、窓から上を見上げてみると

なんか、いい感じ!(私が泊まったのは7階)

下は……

ちょっとこわいね

ちょっと怖いね。

下の部屋の窓も空いています。

で、この各部屋の窓が開いていて中庭でつながっていることから、夜中、どこかの部屋の住民のいびきがかなり近く着かえてきたという珍しい体験をしました。

 

お部屋自体はそんなにすごくきれいで広いというわけでもないけど、まあまあ。

ただし、バスルームのお湯ができませんでした……

これで2泊3,800円。

安いからいいか、って感じです!

ちなみに朝食もついていて

こんな感じの細長いホテルのロビーで

 

こんな朝食をいただきました!

オレンジジュース

野菜だけのフォー(ベジタリアンなので、鶏肉抜き、野菜だけ!とお願いしました)

パイナップル

どれも美味しかったです!

ハノイの朝、バイクがすごい!

食事の後は、ホテルの周辺をふらっと散歩に。

こちら、ホテルの目の前。

建物のアジア感がすごく好き……

ちなみに狭い道ですが交通量が多く、朝はバイクがとっても多い!

看板が多くて賑やかです。

そして行きかうバイクの群れ……

無造作に路上に置かれた天秤とフルーツ!

スイカとドリアンですね~

食べたいなあ。

ホテルのすぐちかくに線路があるのですが

踏切はありません!

線路は単線。

線路の両側にせまる建物、とっても狭いスペースです。

どこかで見たような雰囲気だな、と思ったら、線路回りの生活感と狭さは、江ノ電に似ていました(笑)