出張で滋賀へ行ったとき、京都で新幹線を降りて、滋賀へ移動するまでに2時間弱時間があった。
どうしよう、どこかちょっと、サラッと観光したい!
伏見稲荷に行きたいけれど、2時間で行って帰ってくる(その間に昼食も食べる)のはちょっと厳しそうだった。
というわけで、駅周辺の地図を見て決めたのは
東本願寺と西本願寺を見ること、だった!
緑が西本願寺、青が東本願寺。
赤が私が歩いただいたいのルートだ。
京都駅を出てすぐ。大通りから一本細い道に入っただけで、こんな趣のある住宅が残る街並みが広がる。
もちろん、昔ながらの佇まいを残している家だけでなく、現代風に立て替えた家もある。
けれど日本の風景に、特に京都という町に馴染むのは、こうやって変わらずに昔の姿のまま残る建物だな、と感じる。
板の壁がなんともいえない。
京都だなあ、と思う。
もう少し現代に近づいた時代の建物が並ぶ通り。
なんとも言えないなつかしさが嬉しい。
こういう街並みを残しておくのもきっと大変だろう。建て替えもせずに守り続けてくれている持ち主に頭が下がる。
さて、まずは西本願寺。
とにかく大きい!
大きすぎて、全景がカメラに入らない……。
こういう廊下を歩くと、なんとも言えない気分になる。
西本願寺をさらっと見て、お腹が空いたので、西本願寺の通りを挟んで向かいにあるいちょうやというカフェへ。
ゆば丼にひかれて中に入ってみる。
ゆば丼とサラダ・味噌汁付。1,200円。
ゆば丼なんて、関東じゃみないから珍しさにかられて……。
サラダもお味噌汁も美味しかった。
食事を終えて、西本願寺から東本願寺方面へ垂直に伸びる通りを歩く。
仏壇屋が並ぶ街並みは、さすがお寺の前。
歩いていると、こんな小さな建物が目に入る。
なんだろうと近づいてみると……
なんと、お寺(神社?)だった。
無人。たぶん中に入れるのだろうけれど、なんとなく外から見るだけで通り過ぎる。
こんな住宅街の中に自然とこういうものがあるっていうのが、さすが京都だとしみじみ感じる。
こんなすてきな路地を発見。
人が生活している空間と、歴史が見事にミックスした風景に息をのむ。
東本願寺と西本願寺は近い。東本願寺まで来ると、気になる物が目が入る。
「立ち入り禁止」の柵の足の部分に猫!
小さな土台に乗っかってる。そこがいいんだね。
こちらが東本願寺の入り口。
シックなんだけれど豪華な門構え。
なんでも世界最大の
木造建築物らしい。何度も燃えて立て替えているのが残念だけれど……とにかく大きい。
そうえば、東本願寺の通りを挟んで向かいには、法被屋さんんがあった。
法被屋さんもこの界隈にはいくつも見かけた。これも京都ならではの風景なんだろうな。
京都の街並みを楽しみつつ、巨大な寺を2つ見て食事をし、駅に戻ると約90分。
短時間で京都を楽しんだ。