キルギスへロシア語留学1 初日~2日目

いろいろあって、キルギスにロシア語留学することになりました。

といっても私は若くはなく、今45歳です。

大人になってからのロシア語学習とキルギスでの生活について、いろいろ記していきたいと思います。

日本からキルギスへは2回乗り換え、24時間超

キルギスに旅行に来て、住みたいと思ったのが2021年の9月。

10月に帰国して少しずつ移住の準備を進め、2月28日にそれまで住んでいた部屋を引き払って成田に泊まり、1日に渡航しました。

といっても、日本からキルギスへの直行便はなく、主な行き方は

日本⇒韓国(ソウル)⇒カザフスタン(アルマトイ)⇒キルギス(ビシュケク)

の2回乗り換え、だいたい25時間くらいかかる移動となります。

ソウルでの待ち時間が長いのでソウルでも1泊することにして、キルギスに到着したのが3月2日の夜。

入国手続きを経てホテルへ到着したのが21時ころでした。

キルギスの冬はマイナス15度くらいになると聞いていたのですが、3月はもう暖かかく、東京とほぼ同じくらいの気温。

冬場の大気汚染がひどいと聞いていましたが、到着した日も翌日も、それほどスモッグを感じませんでした。

話を聞くと、2月までは大気汚染があったそうですが、3月からは元通りとのこと。

キルギスの古いアパートでは暖房に石炭を使っていて、その石炭の煤がスモッグになるそうです。そのため、気温が上がり暖房を使わなくなるとスモッグが解消するのだとか。

そんなこんなで、事前にブッキングドットコムで予約していたSulut Hotelにチェックインしました。

自分の人生に海外移住や留学があると思わなかった

私は大サイズのスーツケース2つ、機内持ち込み用のスーツケース1つ、バックパック1つという荷物で渡航したわけですが。ホテルの部屋についてスーツケースを広げて中に入れてきた荷物を確認し(出発前はバタバタで、何をどれに入れたのか、何を持ってきて何を捨てたのか、すっかりわからなくなっていました)ている最中、ふと椅子に座って部屋を見渡し

「自分のすべての荷物が入っているスーツケースをいくつも広げてそれを眺める場面が、自分の人生に起こるとは思わなかった」

と感じています。

移住したいとは思っていたけれど、どこかでそれは叶わない夢のように思っていて、語学も苦手で積極的に勉強しようとは思わなかったからです。

長期の旅行はしたことがあるけれど、長く住むのは日本のどこかだとぼんやり思っていました。

だから、どこに引っ越しても、家具や家電や雑貨や、お気に入りの自分の荷物はほとんどそのまま使い続けると思っていたのです。

それが、そのほとんどを捨てたり売ったりし、荷物を減らさなければ移り住めないところに移動することになるなんて。

人生、何が起こるかわかりません。

SIMカード購入と両替

ホテルに到着したのが夜だったので、その日はホテルで出前(ウーバーのような感じ)で食事をオーダーして休み、翌日はSIMカードと、手持ちの外国通貨を両替してキルギスの通貨ソムに変えるために出かけました。

前回訪問した際にも利用した、ベファというショッピングモールの1階にあるBeelineという会社でSIMを契約。

日本では最初に契約すればその後も契約が自動継続しますが、キルギスでは契約は1か月(28日)ごと。28日経ったらBeelineのショップや町中にあるATMみたいな機械に1か月分の料金を入れて契約継続の手続きをします。

私は28日で40GBのインターネットが使え、30分の無料通話がついているプランを選択。料金は540ソム(約840円)でした。

キルギスのSIMはかなり安いですね。

通信状態も悪くないです。

キルギスの首都ビシュケクにはいたるところに両替所が並んでいますが、特に多いのがこのエリア。

南北に延びる通り沿いにずらっと両替商が並び、だいたいどこもレートは同じですが、店によって両替できる通貨とできない通貨があります。

ドルやユーロ、カザフスタンテンゲ、ウズベキスタンソム以外の通貨は店でお金を見せて「両替できる?」と確認する必要がありました(そしてだいたい「できない」と言われました)

夜は去年7月にキルギスに来た際に知り合ったロシア人の友人マリーナと会って食事をし、「知っている人がいる町に来るって、いいな」と実感しました。