取材で西宮に出かけた。
だいたいの場所は知っていたけれど、駅を降りるのは初めて。
JRの西宮駅を降りたところで、取材場所は阪神電車の西宮駅の近くだと気づき、青ざめた。
けれど通りすがりのおばちゃんに道を聞いたら「歩いてすぐ」ということだったので、猛ダッシュ。
無事取材を終えてあとは帰宅するだけなんだけれど、せっかくここまで来たなら、関西のグルメを味わってから帰りたい!
というわけで、「このあたりで、大阪っぽいもの食べられるところありませんか?」と、今回の取材の相手に聞いてみたら……。
「西宮はどっちかっていうとちょっとオシャレだから、大阪の下町みたいなのを味わえるのは、尼崎かな」
と。
尼崎!
尼崎といえば
「行ってはいけない、怖いところ」
だと聞いていたのだけれど……
「いやいや、そんなことない。夜は危険かもしれないけど、昼間なら問題ない」
と、西宮の人にお墨付きをいただく。
それでも不安で
「本当に危険じゃないですか?」
と念押ししてみたら
「この時間帯なら大丈夫。商店街があって、このへんのおばちゃんたちみんな、安いもの買う時は尼崎までいくよ」
という答えをもらったので、行ってみることに!
危険だと思っていた尼崎へ……
阪神電車の尼崎駅を降りて北口を出ると、こんな感じ。
きれいに整備されていて、危険な感じは全然ない!
そして駅前広場のすぐそばに……
商店街の入り口が!
ここか!
ここが、大阪の下町の雰囲気を味わえるところか!!
アーケードになってる商店街は、まるで阿佐ヶ谷のパールセンターみたいな感じ。
並んでる店舗も、東京で見かけるものとそう変わらない……
都そばとか、たぶん関西限定のうどんチェーンもあったけれど。
でもここが尼崎なのか!とワクワクしながら商店街を歩くと……
こんな、懐かしい風景があったり
商店街が枝分かれしていて、なんだかいいかんじに昔っぽかったりしていた!
歩き回っているうちに、どこを歩いているのか分からなくなるくらいに、尼崎の商店街は入り組んでいて迷路みたいになっていた!
これは興奮する!
……んだけど、お腹がすいてきた……
お好み焼き屋、ないかな、とスマホでしらべてみたけれど、めぼしいところはすでにラストオーダーが終わる時間だった……。
というわけで、店の前に鉄板を出してお好み焼きを焼いていたおばちゃんからお好み焼きを買う。
端っこひとかけら食べちゃったけど、これで140円。
お好み焼きはこっちではおやつ感覚っていうのが分かるなー。
ちなみに
関東では今川焼とか大判焼きと呼ぶコレ、関西では回転焼きなんだよね。
中味も、小倉と白あんではなく、赤あんと白あんだったりして、微妙な違いが楽しい!
140円のミニサイズお好み焼きでは全然お腹がいっぱいにならなかったので、こんどはたこ焼きを売っているお店を見つけて突撃!
15時の店内は店員さんと私だけ。
ひたすらたこ焼きを焼く店員さん。
そしてテイクアウトのたこ焼きを買っていくおばちゃんたち。
関西の昼下がり!
オーダーしたのは、4種類の味付けが楽しめるバラエティセット。お茶つきで約500円。
これ、かなりお腹いっぱいになった。
尼崎の商店街は怖くない。
けっこう楽しかった!
そして迷路みたいで面白かった!
百聞は一見にしかず。
ネットのうわさをうのみにちゃだめだな。
「尼崎にいってごらん」とおすすめしてくれた西宮の先生。ありがとうございました!