2022年8月6日の朝、オシュのゲストハウスをチェックアウトしてウズベキスタンに入国し、アンディジャンまで移動しました。
オシュからアンディジャンまでの移動
オシュからアンディジャンまでの移動で使用した交通手段とかかっただいたいの料金をまとめました。
ウズベキスタン国境まではヤンデックスで2ドル弱
オシュの街からウズベキスタンの国境までは車で約10分です。
旅人のブログを読むとマルシュを使う人が多いようなのですが、スーツケースを持ってマルシュに乗るのがちょっと面倒だったのとラクしたかったので、ヤンデックスを使うことに。
ところで、オシュの国境ってどこだろう?
英語が堪能でめちゃくちゃ親切なロシア人ゲストのアレックスとちょうど顔を合わせたので、アレックスに聞いてみることに。
「ヤンデックスでウズベキスタンの国境に行きたいんだけど、降りる場所はどこを指定すればいいかな?」
「Osh borderって入力して、Airportじゃないほうだよ!」
速攻で答えが出ました…!
念のためアレックスがゲストハウスのオーナーに国境の位置が間違っていないかを確認してくれて(オーナーは英語使用不可、私はロシア語が不可のため)一安心。
ヤンデックスで148ソム(約1.8USD、240円)でした!
安ッ!!!!
あまりの安さにアレックスもビックリして、もう一人いたフィンランド人のゲストに「ヤンデックス安いよ!!国境まで2ドルだ!!」と興奮して話しかけていました(笑)
国境の前には両替屋がずらっと並びます。
何も考えず手前の両替屋で9000キルギスソムを両替。90000ソムに1.3をかけてだいたい116万ウズベキスタンソムになりました。私は通貨換算プラスというアプリでレートを確認しているのですが、8月9日のレートだと9000キルギスソムは118万ウズベクソム。為替鞘が2万ウズベクソム(247円)くらい。
え、鞘ほとんど取られてない!?大丈夫!?と驚いたのですが、いいの?間違ってない!?
9000キルギスソム(約1万4,600円、1キルギスソム=1.62円)
↓
116万ウズベクソム(1キルギスソム=131ウズベクソム)
※100ウズベクソム=1.24円、2022年8月9日朝のレート
ウズベキスタン入国手続きについては、別の記事に記載します。
国境を超えたらバスでアンディジャン市街地まで3万ソム(約350円)
国境を超えてゲートを出たら、目の前(右側)に建物があり、手前にレストランがあります。
このレストランが入っている建物にトイレがあって、2000ソム(24円)で使用できます。
このトイレがすっごくキレイ!
キルギスの有料トイレ(10ソム・17円)は、きれいなところでこんな感じなのに…
ウズベキスタンのレストランの下のトイレはこんな感じ!
写真じゃ伝わりにくいと思うけれど、とてもきれいに掃除されていて、ペーパーも切ってある状態で入り口に用意されていて(しかも十分な量)、「ちゃんと管理されてる……!!!」感があり、安心して使えました。
奥にある建物はまだ作ったばかりなのかな?
「これから入居する人を待っています」という感じで廃墟っぽくもあります。
声をかけてくるタクシーの運転手を無視して、それらの建物の前を通り過ぎ国境を背にしてさらにまっすぐ歩くとバス乗り場があります。
オシュのゲストハウスで親切にしてくれたロシア人のアレックスが「ウズベキスタンに入国したらバズでアンディジャンまで行けるからね。タクシーの運転手が声をかけてくるけどそれは高いから、バスかマルシュを探して」と教えてくれていたのです。
幸いなことに、ちょうど視線の先にあったバスの窓に大きく「アンディジャン」と書かれているのが見えて、そのバスに乗り込みました(スーツケースはバスの後部の荷物入れに入れてもらえました)。
ちなみに料金は3万ソム(約350円)。乗車時間は1時間半ほどで、料金は降車時に支払います。
ウズベキスタンのバスで感じた、人々の豊かさ
バスはもう満員で私を乗せてすぐに出発。
私が真ん中の入り口から乗り込むと、すぐに外国人だと分かったのか「ここにおいで」「荷物はここに置きなよ」と、乗客の皆さんが親切に迎えて場所を作ってくれました。
場所を空けてくれた人にロシア語?キルギス語?ウズベク語?で話しかけられたのですが分からないので「ヤー・ヤポンカ(日本人です)」と答えたら、パスのあちこちから「ヤポン」「ヤポンカ」の声が…
皆、聞いてたんだね(笑)
お互い言葉は通じないけれど、ジェスチャー込で「どこに住んでる」とか「私は〇〇人」と話しているうちにバスはどんどん進みます。
バスの乗客はウズベク人が殆どの様子で、そのうち途中から乗り込んできたおばあさんや子どもたちも交えて、皆さんのお喋りが弾む弾む!
「え、みんな初対面でしょ? 今日たまたまこのバスに乗り合わせただけだよね?」
と思うのに、スマホで写真を見せ合ったり、お気に入りらしい音楽を流して聞かせたり、冗談を言いあってそこにいる人がみんなで大笑いしたり。
そのうちバスの運転手さんも大声で会話に参加して、バスの中は大いに盛り上がっていました。
私は言葉が分からないけれど、1時間半座れないことなんて気にしないような感じで皆さんが終始楽しそうにしていて、ウズベキスタンの人々の朗らかさやおおらかさ、人懐っこさに、「Welcome,ウズベキスタン!」と言われているような気がしていました。
席に座っている人はたまに立っている人と席を交代して(私にも何度も「座りなよ」とジェスチャーしてくれました)、もちろん年配の方や子どもを抱っこしているお母さんが乗ってきたらすぐに席をかわってあげて。
人に無関心なのが当たり前の日本との差を、また強く見せつけられました。
ウズベキスタンはものすごく裕福な国というわけではありません。
けれど、人々が知らない人とでも気軽におしゃべりを楽しめて、皆がニコニコしていて、自分より弱い立場の人を見たらすぐに手を差し伸べるのが当たり前になっているのを見ると
「日本より、ずっと豊かだな」
と感じました。
私は、こういう面で「豊かな国」に住みたいな。
アンディジャン市街地へ到着
バスはアンディジャンの新市街地に到着。人々の多くが一斉に下車します(ここが終点ではないらしく、下車しない人もいます)
ここの交差点にバスが到着しました。
いろいろ話しかけて世話をやいてくれた人が「ホテルどこ?どうやって移動するの?」というようなことを聞いてきたのでふとGoogleMapを見ると、ここは私が予約したホステルのすぐ近く!
「ここ!!おります!!ありがとう!!」
と言って、あわただしく下車。
彼がいろいろ聞いてくれなかったら、さらにこの先へ行ってた……助かった。
タクシーの運転手をかわして、ホステルの場所をたしかめようと地図を見ていると、タクシーの運転手なんだかたまたま通りかかったのか、おじさんが「大丈夫?」と声をかけてくれ、「どこに泊まるの」と一緒に地図を確認。
そのうち他の人も集まってきて、「〇〇通りだ」「あっちだ」と、親切に教えてくれました。
ウズベク人、本当にめちゃくちゃ親切だ……!!!
私がアンディジャンで宿泊したホステルが「Sheykh Hostel」というところで、バザールの端にあり、バスを降りたところから700mくらいでした。鉄道のアンディジャン駅からも近いです。
リーズナブルだけれど最近できたようでとてもキレイだし、立地もいいし、スタッフも(マネージャー以外はほとんど)英語話せないけれど親切だしで、1泊でしたが居心地よく過ごせました。