トルコに3日間滞在した後、今回の旅の本命の地であるキルギスに向かいました。
キルギスとは、中国の西にあって、北はカザフスタン(その上はロシア)、南はタジキスタン(その下はインド)、西はトルクメニスタン(その東はアフガニスタン、イラン)という場所。
多分多くの人が「それ、どこにあるの?」という場所だと思います。
私も全然知らなかったのですが、2022年の春にとある情報を手に入れ「これは行かなくては!」と思い立ち、この旅を決めた次第。
あとは消えてしまうマイルを消費したいのもあって、JALマイルで手配できるチケットでトルコまで飛び、そこからは別でチケットを購入してキルギスへ向かう、という旅程です。
イスタンブールからサビハ・ギョクチェン国際空港へアクセス!
私は今回、イスタンブールのヨーロッパ側旧市街地にあるイェニホテルに宿泊していました。
ホテルのオーナーに「サビハ空港にはどうやって行けばいいの?」と聞いたところ
- ホテルのすぐ裏手にある地下鉄の駅とタクシーを乗り継ぐ方法(ただし乗り換えが多く面倒)
- フェリーでカドキョイに行き、カドキョイからバスで行く方法(こちらのほうが簡単)
を教えてくれました。
地下鉄の駅のほうが近いのでメトロにしようと思ったけれど「フェリーとバスのほうが安いしラクだよ」と言われて、フェリー&バスで移動することに。
カドキョイ行きのフェリーは、ガラタ橋に一番近いフェリー乗り場から出発し、約20分でカドキョイに到着します。
前日にこのフェリーでカドキョイの街歩きを楽しんだので、フェリーの移動も実体験で知っているし、フェリー乗り場を降りたところにバスターミナルがあったのも覚えていたので「ではその方法で!」と、スーツケースを引きずりフェリーで移動することにしました。
カラキョイの町を眺めながら、フェリーは一路カドキョイへと向かいます。
イスタンブールのアジア側と言われるカドキョイ。言われてみれば町の雰囲気が東南アジアっぽい?と思ったけれど、ヨーロッパみも感じる…。
そこまで強くアジアを感じるわけでもありませんでした。
日差しはめちゃくちゃ強いけれど、子どもたちは元気!
さて、20分経ってカドキョイに降り立ち、バスタ―ミナルへ向かってそこで談笑していたおじさまグループに「サビハ空港に行きたいんだけど、どのバスに乗ればいいの?」と聞いたところ、皆顔を見合わせて「え?」という反応。
あれ?
もしかして、カドキョイから空港行きのバスは出てないのか!?
内心焦っていると、一人の叔父さんが
「ここからもう少し行ったところに黄色のシェアバスがあるから、それでまずカドキョイまで行って、そこからエアポート行きのバスに乗り換えろ」
と教えてくれました。
え、てかここもカドキョイでは!?
と思ったのですが、もっと大きな本格的なバスターミナルが別にある様子。
というわけで、シェアバスなるものを探しに行くと……
海を背にして5分くらい歩いた先に、黄色ワゴン車がたくさん並ぶ風景が!
あれか!!
旧ソ連圏ではマルシュルートカと呼ばれている、アレです。
10台くらい車が並ぶ中から「カドキョイ行きはどれ?」と聞いて探して乗り込むと間もなくスタート。
トルコのマルシュは、乗った後でお金を払う方式で、10リラ紙幣を前の人に渡して運転手まで送ってもらい、おつりがリレー形式でかえって来るシステムでした。
観光客だけどぼられてないのがうれしい…
マルシュはだいたい20分くらいで中心部へ。お店が立ち並ぶエリアには広いバスターミナルもあり、多くの人がこのンバスターミナルで下車しました。
バスを降りると向かって左手にトイレがあるのですが、そのトイレの前が空港行きのバスが出るバス停です。
ここで、11Eのバスが来たら乗り込みます。
支払はイスタンブールカードのみ。チャージできる機械はトイレの後ろ側にありました。
ここからバスに乗って約1時間弱で空港に到着。
けっこう時間かかったなという印象です。
サビハ・ギョクチェン国際空港、利用者の数に比べて狭すぎない!?
深夜のフライトだったので空港についてすぐにラウンジを利用してシャワーを浴びることに。
イスタンブールのサビハ空港にはケプラークラブというラウンジがあって、シャワーを浴びたり仮眠を取れるスペースがあります。
シャワーは予約不要。仮眠スペースは予約必須の様子。ちらっと見ましたが、カプセルホテルのような感じでした。
シャワーは女性のブースは2つのみ。
バスタオルと使い捨てスリッパを貸してもらえます。
広い洗面スペースがあり、そこでもメイクを落としたり基礎化粧品を塗り塗りしたりもできました。
本当はラウンジでの軽食も楽しみにしていたのですが、現在はコーヒーと紅茶の提供のみとなっていたため、ラウンジを出て夕ご飯を探し求めることに。
サビハ空港の2階がフードコートなのですが、ここがもう、ひどい混雑!空いている席を見つけるのも一苦労なほどの混みっぷり。
なんとかパン屋さんエリアに空席を見つけたので、そこでサンドイッチと紅茶を買って食べたのですが、席がなくて探し回る人がたくさんいました。
サビハ空港、利用者の数に比べて飲食スペースや休憩スペースが全然足りないよね…!?
ベンチが無くて、床に座り込んでいる人もたくさんいました。
トルコからキルギスならペガサスエアー!
このサビハ空港、トルコのLCCペガサスエアーの本拠地となっているため、空港にいる人の多くがペガサスエアー利用者です。
トルコからキルギスに向かうには、ターキッシュエアかペガサスエアーがあって、実はお値段も(私がチケットを確保したときは)そんなに変わりませんでした。(片道2~3万円くらいかな)
パッと見はペガサスのほうが安いんだけど、スーツケースを預けるオプションとか席を指定するオプションを使ったらほとんど変わらなくなっちゃいました!
席は短時間のフライトならどこでもいいのですが、今回は5時間&深夜のフライトで「できるだけ寝たい」という希望があったので窓側をセレクト。窓側に寄りかかれるし、運がよければ隣が空くかも、という希望を込めて選んだのですが……
登場ゲート、信じられないくらいの混雑!
キルギス行きだけじゃなくて、いろいろな地方に飛ぶ飛行機があるので、これから世界各地に旅に出る人たちでごったがえしていて、若干引くくらいすごかったです。
ちなみに、イスタンブールからキルギスに向かう飛行機もほぼ満席。
私の隣にはキルギス人だと思わしき男性2人連れが座り、たぶん見た目が似ているからか、知らない言語で話しかけられて(キルギス語かロシア語)、「ごめんなさい、私は日本人です」と答えたら「あ、ごめん」みたいな感じでした(笑)。
けど、知らない人にも話しかけてくれるフレンドリーさ、私はかなり好き!
キルギスががぜん楽しみになってきました!