【キルギス】ラグマンは種類豊富!4種類を食べ比べ

キルギスのご当地料理といえばラグマン。

私もレストラン(食堂)に入って何度かラグマンを頼んだのですが、どうやらラグマンにはいくつかの種類があるらしいことに気付きました。

そこで、宿泊している「さくらゲストハウス」の近くにあるレストランで、ラグマンを全種類食べ比べてみました!

Хивинская Чайхана “Урюк”(Khiva Chaikhana “Uryuk”)の4種類のラグマン

訪れたのは、さくらゲストハウスから徒歩3分くらいの場所にあるきらびやかな(そして豪華な雰囲気の)Хивинская Чайхана “Урюк”(Khiva Chaikhana “Uryuk”)というレストラン。

この通りで、ここだけが妙に目立っています。高級志向っぽいけれど、お値段はわりと庶民的(だと思う)。

店内はこんな感じ。

さて、このお店のメニューを見ると……

ラグマンだけで4種類あるのが分かります。

この4種類、どう違うんだろう?

ということで、上から順番に食べ比べてみました!

※読み方は「多分こうかな?」です。確実ではありません!

лагман жидкий(ラグマン ジダキイ?)

多分キルギスでは最も一般的だと思われる、スープのラグマン。

トマト味のスープに、牛肉、ピーマン、セロリなどを炒めた具が乗り、刻んだパクチーの葉が乗っています。

香味野菜の風味がかなり効いているラグマン。

このお店では、お酢と何か辛いペーストのようなものも添えられて出てきました(他の店でも同じタイプのラグマンを食べたけれど、お酢と辛いペーストが出てきたのはここだけ)。

лагман гуйру(ラグマン グユイル?)

ぶっかけタイプのラグマン!

これはウイグルの人たちが得意とする、ウイグルのご当地ラグマンなのだとか(ゲストハウスのオーナーに教えて折らいました。ちなみにオーナーはこのぶっかけタイプが一番お好きなのだとか)。

私もこのラグマンはかなり美味しかったように記憶しています。

多分、日本人はみんな好きだと思う。

лагман суйру(ラグマン スユイル?)

こちらは、たまごが乗ったラグマン!

薄く焼いた玉子焼きを小さくカットしたものが乗っているスープタイプです。

1番目の「лагман жидкий」にたまごが乗っているか乗っていないかの差のような感じがします。

лагман босо(ラグマン ボサ?バソ?)

最後のラグマンは、炒めタイプ!

これぞまさに焼うどんですね。

これは若い子に人気なのかな。

ツアーで知り合ったキルギス人の大学生にメニューの写真を見せて「今、上から制覇している。次はこれを食べる」と話したところ、「これはフライ(揚げてる?)のラグマンだよ。おいしいよ!」と言っていました。

うん、確かにおいしいです。

ちなみにこのラグマンには、お酢と辛いペーストはついてきませんでした。

ちなみにこれはトクモクのバザールで食べたラグマンで、これも лагман жидкий か лагман гуйру か лагман босо のどれかだと思うのですが、どれなのかは結局不明。スープに浸っていないし、炒めてもいないラグマンでしたが、こういう形式でてくることもあるようです。

ラグマンに複数の種類があるのは、作っている民族が違うから

複数の種類があると聞くと、日本人なら「牛肉のラグマンとチキンのラグマンと海鮮のラグマンってこと?」と考えそうですが、これは「どの民族のラグマンなのか」という違いなのだそう。

キルギスのご当地料理という認識のラグマンですが、ウイグル(中国西側)から中央アジア全域で広く食べられている料理で、さまざまな民族がそれぞれ「自分たちの」ラグマンを作るのだとか。

私が分かったのは、「лагман жидкий」がキルギス人のラグマンで、「лагман гуйру」がウイグル人のラグマンらしいということだけなのですが、多分突き詰めればもっとたくさんのラグマンが出てきそうです。

基本的にうどん+トマト味のスープと野菜・肉なので、日本人の大半は口に合うと思います。

おまけ・飲み物の頼み方

一人旅かつ普通の胃袋なので、飲み物も一人分でいいのですが、キルギスでジュースを頼むと……

もれなくデカンタで提供されて「飲みきれない」日が続いていました。

そういうものなのかと思ったのですが、この記事で紹介したレストランХивинская Чайхана “Урюк”で「ソック(ジュース)」と言って、グラスを持つジェスチャーをしたところ「スタカン?(コップ)」と言われて、「ダ(はい)」と答えました。

すると……

デカンタではなく、グラスで提供された!!!

そうか、ジュースをコップ1杯だけ欲しいときは、「ソック スタカン(ジュース コップ)」と言えばいいのか!!!

と学んだ出来事でした。

ロシア語圏でレストランに入る一人旅の旅人は、飲み物は「スタカン(コップ)」を付けて注文するといいですよ(いっぱい飲みたい人はスタカン不要です!)