【キルギス】緑の多い首都ビシュケクに感じた”豊かさ”

1週間ほど前にキルギスに到着し、キルギスの首都・ビシュケクの中心エリアにのんびり滞在しています。

事前情報がほとんどなかったキルギス・ビシュケクの印象をまとめてみました。

キルギスの夏、朝晩は爽やかだけど昼間~夕方は猛暑

キルギスに到着したのは2022年7月の朝7時。

入国審査を終えて空港から出たときに最初に感じたのが「すごく涼しくて爽やか!」でした。

そして、タクシーの窓からビシュケクの町を見て「ものすごく樹木が多い」という感想を抱きました。

朝晩は20度前後ですが、昼下がり~18時くらいの時間帯は40度近くまで気温が上がります。

昨日は午後16時ころに42度を記録していました。

ただ、空気は非常に乾燥しているので(湿度約20%)、日陰にいて風があると30度台後半でもそれほど暑いと感じません。

しかし、日差しが強く、昼間の直射日光は「突き刺さる」感じです。

日陰が絶対に必要!

公園都市ビシュケク

そんな気候を反映してか(?)ビシュケクの街中にはいたるところに街路樹があり、公園があります。

ビシュケク中心部の交差点の様子

これだけ木があると木陰ができるので、暑い昼間でも屋外を歩きやすいです(ただ、木陰じゃないとキツイですが…)

これがビシュケク中心部の地図ですが、公園がたくさんあることが分かります。

調べてみると、ビシュケクは公園の多さから「公園都市」とも呼ばれているそう。

地図には反映されていませんが、南北に1キロ以上もある細長い緑地帯(札幌の大通公園のような感じ)もありました。

広い歩道が整備され、歩行者が歩きやすい

これは大通り沿いの歩道なのですが、いたるところにベンチがあり、人々が談笑しています。

こちらも中心部の大通り沿い。画面中央を縦に貫いているのは歩道です。

ビシュケクの通りはだいたいどこも広く歩道が設けられており、通りによっては街路樹で車道と隔てられています。歩行者が安心して歩けるようになっていて、とても散歩しやすいです。

また、歩行者がいると車が止まって歩行者を先に通してくれます。

日本よりも歩行者優先度が高いくらいです。

これに関しては、宿泊したゲストハウスのオーナー曰く、警察が非常に厳しく取り締まった結果だそう。以前はもっと車優先の社会だったそうです。

いずれにせよ、現在のビシュケクは歩行者が安心して歩ける雰囲気となっています。

海外に来ると感じる、うるさすぎるクラクションやバイクのエンジン音もほとんど聞こえず、交通騒音はそれほど感じませんでした。

信号の数も多く、基本的に皆さん信号を守っています。

(ただ、信号が変わるのが早いです。大通りは小走りじゃないと渡り終える前に赤になってしまいます)

窓から緑が見える街

キルギスは旧ソ連の国なので、ソ連時代のいかつい建築物も多く残っています。

私はこの「ソ連み」を感じる無骨な感じも大好きなので、建物を眺めながら散策を楽しんでいるのですが、ふと、多くの建物が緑に囲まれていることに気付きました。

建物の前の街路樹や、中庭など、いたるところに木が植えられています。

おそらく、多くの部屋が窓から緑を望めるはずです。

低層階は完全に緑に覆われていると思われる住宅も。

夏は良いけれど、冬は日差しが入らなくてつらそうですが……実際はどんな感じなのでしょうか。

歩道に「緑のトンネル」がある場所もたくさんありました。

こちらは古いアパートの1階がカフェになっているお店のテラス席。

中庭が見事です。

こんなお庭を眺めながらお茶が飲めるなんて、とても贅沢!

贅沢させていただきました。

お茶は基本的にポットです。これで日本円600円くらいだったかな?

今宿泊しているホテルは古いアパート(団地)を改築した物件で、私は3階の中庭に面した部屋です。

中庭の緑が、向かいのアパートの「目隠し」になってくれています。

 

土地が広くて人口密度も低いからなのでしょうが、建物は古くてもとても豊かな暮らしなのではないかと感じました。

ビシュケクの中心部はそれほど治安が悪いという感じもなく、安心して街歩きを楽しめます(ちょっと奥の道に入ると、アスファルトがボロボロになっていたり、そもそも舗装されていない砂利道だったりしますが)。

夏は日没が20時半くらいなので、夜になっても明るいというのも安全を感じる理由のひとつかもしれません。