2022年8月8日、キルギスのオシュからウズベキスタンに陸路で入国しました。
事前に調べたところ、なんだかウズベキスタン入国はとても大変そうという印象。
不安を抱えながらの入国だったため、これからの旅人のために2022年8月時点のウズベキスタンへの入国がどのような感じだったのかをまとめました。
ウズベキスタン入国に日本人はビザ不要!
2018年だか19年だか、そのくらいまではウズベキスタン入国にビザが必要だったようですが、2022年時点ではビザ不要で1カ月まで滞在できます。
ウズベキスタン人の話によると、大統領が変わって他国との関係が劇的に良くなったことと関係あるのでは?ということでした。
ちなみに、現在のウズベキスタンの大統領シャヴカト・ミルズィヤエフ さんは国民のために働いてくれるものすごくデキる方で人柄も良いそうで、国民からとても人気があるのだとか。海外在住で実家に帰省中のウズベキスタン人と話した際「前の大統領のときはぜんぜん帰国できなかった。今の大統領はすごくいいよ。今の大統領になってから、毎年帰国してるんだ」とのこと。
何はともあれ、ビザ不要で入国できるのはありがたいです。
PCR検査不要!2019年までと同じに入国できます
ウズベキスタンの入国に際し、新型コロナ関連の規制は2022年8月時点で一切ありません。
2019年までと同じように入国できます。
もちろんウズベキスタン国内にワクパスなんてありませんし、ほとんどの人はマスクをしておらず、完全に2019年までの世界です!(マスクをしている人は300人に1人くらいの割合で見かけるかな、という感じです)。
入国時の書類記入もなし!
過去の旅人のブログを見ると、入国時に税関関連の書類を書かなくてはいけなくて、それがすごく面倒くさいとか、2枚書いて1枚は所持しなくちゃいけないとか、持っている外貨を全部詳しく書かなくてはいけないといった話が書かれていますが、そういう書類も今はありません。
入国に際し、書類を記入する場面はありませんでした。
入国審査について
キルギス側の出国はすぐに済んだのですが、私はウズベキスタン入国にすごく時間がかかりました。
というのも、私が並んだ列の入国審査官が私のパスポートの何かが気になるらしく、丹念にページをめくり、隣の列の人が3人くらい通過したあとも私は通貨できず…
私の列の入国審査官のところに数人の他のスタッフが入れ替わりたちかわりやってきて、一人は「いいじゃん、問題ないよ」みたいなことを言って私に笑いかけてくれたりもしたのですが、彼は仕事熱心なのか私の何かが気になるのか、一向に納得せず…
でも私、何も犯罪はしていないし、怪しい地域に行ったりもしていないので、ただひたすらじっと待つのみ。
そのうち日本語ができるスタッフが彼のブースにやってきて、私に
「あなたは日本のどこに住んでいますか」
「ウズベキスタンのどこに行きますか」
「散歩しにいくんですね」(???)
という、非常に丁寧で優しい口調の日本語で聞くという事態に。
というか、日本語できる人いるんだ!?と驚きつつ
「いえ、散歩ではなく観光です。1週間くらい滞在する予定です」
と答えるとにっこりして頷き、問題ないというように私の入国に納得できていない係員に話しかけます。
っていうかこれ、日本語勉強中の方との会話の練習みたいだなと思いながら、またじっと待つ私。
彼(入国審査官)は私の入国について疑問または不満があるようでしたが、そこで入国を拒否する具体的な理由をついに見つけられなかったのか、最後にはしぶしぶスタンプを押してくれました。
多分ですが、私一人が足止めを食らっている間に、隣の列は6人くらい通過していきました。
私の後ろに並んでいたファミリー、待たせてごめんね。
というわけで、もしかしたら今後異動があるかもしれませんが、オシュの国境のウズベキスタン側には日本語ができる、礼儀正しくて感じのいい入国審査官がいます!
ロシア人がとっても親切にしてくれた
入国に時間がかかってしまった私でしたが、キルギス出国からウズベキスタン側のパスポートコントロールまで、実はキルギスに来ていたウズベキスタン在住のロシア人の青年がとても親切に助けてくれました。
キルギスの出国のためのパスポートコントロールの建物に入る列(というか、人がわっと集まっている)で明らかに外国人の私を見て「僕の前にどうぞ」と先に入れてくれ、パスポートコントロールの列で私の前に割り込んできたおじさんに全力で抗議してくれて(でもおじさんが譲らなかった)、さらには緩衝地帯を移動している最中(アスファルトではなく砂利道)先に行った私に追いつくと、さっとスーツケースを持って運んでくれたのです。
なんて親切なんだろう……!
ウズベキスタンに入国するのもきっと同じタイミングだろうから、改めてお礼を言いたいと思っていたのですが、上述の通り私はウズベキスタンの入国に非常に時間がかかってしまったので、彼とはパスポートコントロールのところでお別れでした。
とても親切にしてもらった直後だったので、あのやたら時間がかかったパスポートコントロールでもイライラせずに待てたのだと思います。
キルギス・ウズベキスタンでは本当にたくさんの人に親切にしてもらっていて(キルギス・ウズベキスタンに来ていたロシア人を含む)、ありがたいと感じた瞬間がたくさんありました。
キルギス人もウズベキスタン人もロシア人も、大好き。