アメリカがイランのソレイマニ司令官を爆殺。
2020年1月6日は、ソレイマニ司令官の追悼集会がテヘランで行われました。
ちょうどこの日、私はテヘランに滞在しており、集会の現場となった通りに面したホステルに宿泊していました。
前日から黒い旗やソレイマニ司令官の写真、パネルが飾られる
司令官が殺害されたというニュースが飛び込んできたのは、イランの北部・ラシュトにいた1月3日の朝。
この日、ラシュトで知り合った現地の女の子たちとマスーレー村に遊びに行きました。
街の様子はいつも通りで特に大きな変化は感じられなかったのですが、マスーレー村からラシュト市街地に戻る午後、黒い大きな旗が掲げられているのを見ました。
翌4日。目覚めるとホテルの前の通りにもこれまで無かった黒い旗が。
タクシーで移動中、車の後部座席のガラスにソレイマニ司令官の写真を飾っている車を何台か見かけました。
4日にラシュトからテヘランへ移動。
HI TEHERAN HOSTEL 2 にチェックインしたのが夜22時ころで、それから雨が降る中、近くのレストランに食事をしに行ったのですが、あちこちで黒い布とソレイマニ司令官の写真を見かけました。
1月5日。
テヘラン市内を観光したり、テヘランに住む友人に会ったりしました。
やはり街中には黒い旗を掲げているところが多く、また白い花束を抱えて歩く人の姿も多く見かけました。
1月6日。
朝5時半ごろからコーランが遠くで流れているのが聞こえて目が覚めました。ベッドの中で夢うつつでいると、突如大音量で激しい音楽が!
何事かと驚いて起きると、それがソレイマニ司令官の追悼集会で流す音楽のようで、ホステルが面するEnghelabストリートにソレイマニ司令官のパネルが飾られていました。
テヘラン。朝6時。 pic.twitter.com/PNMr7nbIGQ
— noire📝菅野りえ (@noi11313) January 6, 2020
その後、あたりが明るくなると多くの人々が通りをアーザーディー塔の方へ歩いていきます。
イラン、テヘラン。ホテルの前はお葬式に向かう人の列 pic.twitter.com/OSwPeCwx7d
— noire📝菅野りえ (@noi11313) January 6, 2020
人の数はだんだん増え、集会が始まる8時には広い通りに人がみっしり。
テヘラン。人が増え、地下鉄に降りることもできないらしい。
私はこれから、バスでアルメニアに向かいます。 pic.twitter.com/ZYeR5n5h4g— noire📝菅野りえ (@noi11313) January 6, 2020
友人は11時の飛行機に乗るため、朝7時にスナップでタクシーを呼ぼうとしていたのですが、ホステルのスタッフに「地下鉄で行った方がいい。通りが人でいっぱいだから、これではタクシーが走れない」と言われて地下鉄に向かいました。
しかししばらくしてからLINEで
「地下鉄の駅から出てくる人の数がすごくて、駅に入れない。少し歩いたら人が減ってタクシーを捕まえられたからタクシーで空港に向かう」という連絡が届きました。
私は正午のバスでアルメニアに移動するため、9時半にチェックアウトして念のため地下鉄駅まで向かったのですが、やばり人がすごすぎて駅の入り口に近づけず。
集会に向かう人々の群れを横切るようにして通りを横断し、1キロほど歩いたところでようやくタクシーを捕まえることができました。
バスターミナルの待合所に置かれたテレビではずっと集会の様子が流れていて、テレビに見る人や一緒にいる友人や家族と話し込む人の姿が見られました。