黒モン族のズーの家(ラオチャイ村)から、タクシー(無料)に乗ってかなりオフロードになっている険しい山道を抜け、ホテルまで戻ってきたのが4時くらい。
ベトナムの山の中のみちは、舗装されていなかったり、舗装されていたけれど半分以上壊れてひどい砂利道みたいになっているところが多くて、それを見ながら「日本の道路事情って、素晴らしかったんだな……」と思いました。
また、山の上から流れてくる川の水がそのまま道路を横断して反対側の斜面からさらに下に流れていくなど、野性味あふれるなかで暮らす人々の様子がとても印象的……。
これが、サパの山に住む人たちの日常なんだ、と感じられた興味深い帰り道でした。
さて、ホテルの前まで送ってもらったはいいけれど、いっぱい動いて汗もそこそこかいているから、スッキリした冷たい飲み物が飲みたいんだよね!
ということで、そのまま町まで歩いてカフェを探すことに。
サパの裏道?的なホテルの前のせまーい階段を上っていくと、街まで徒歩5分。
傾斜はかなり急ですが、地元の人はここを走って降りていきます。
サパ、雲海に包まれる山を見渡せるカフェ
階段を上がり、サパシティまでたどり着いて教会とは反対側に足を向けると、山並みを見渡せる素晴らしいカフェを発見!
その名も VIEW CAFE
すっごくいいロケーション。
気持ちが良い風も吹いています。
マンゴーモヒートを注文!
約250円くらい。
ほかにはベトナム人のグループが何組かいたくらいで、とても静かです。マスターは英語が話せます。
素晴らしいロケーション……
ベトナムでは、たいていのカフェやレストランでWi-Fiが使えます。
Wi-Fiのパスワードが書かれた紙がテーブルに張り付けてあるので、分かりやすいです。
おおざっぱな地図ですが、とにかく「見晴らし良さそう!」と目立つので、歩いていれば分かるはず!
素敵すぎるベジタリアンレストラン
さて、そのあと。
夕ご飯を食べてからホテルに戻ろうと、街までもどってふらふら歩いていると……
LAU(野菜)と書かれた看板を発見。
ん?野菜料理中心のレストランがあるのかな?とみてみると……
奥から2軒目がベジタリアンレストラン!
すごい!と中に入ると欧米人のファミリーが注文中でした。
とても素朴な店内の様子。
メニューを見ると……
安い。
だいたい、200円~300円くらい!
この中から、野菜のフォーとハノイビールを注文。
素朴な味でした。
肉みたいに見えるのは、ソイミートだと思われます。
たけのことか、野菜が少しとたっぷりのソイミートという組み合わせ。
スープは黄色に濁っていたので、何かが入っているのかも?
このお母さん、英語はほとんど話せないのですが、ベトナム語で積極的に交流してきてくれます。
私も日本語で返す!
すると、なんとなくお互いに意思疎通ができるように……
それによると、お母さんは乳がんで左胸を切除していて、どうやら今、5ヶ月(または5人目)の子供を妊娠中らしい!
すごい!
そして私に、お金の保管の仕方や(大きなお金は別の場所にしまうこと)お金の数え方を教えてくれました……
親切。
あまりに気に入ってしまったので、翌日、ベジタリアン用バインミーをお持ち帰りで注文して、また次の日のランチにも訪れました!
お母さんおすすめの料理。200円。
ご飯が山盛りです。
はじっこのおかずを、ちょっとずつご飯に乗せて食べるようにと言われました。
ソイミートと野菜を辛目に炒めたみたいな料理でした。
食べたことあるような、ないような、不思議な味……
でも、美味しかったです!
ただ、ご飯が多すぎて全部は食べられなかったけど……
このレストランで出会った家族は、カナダ人。
3ヵ月の休暇をまるまるベトナムに来ているそうで、2か月ホイアンで過ごした後だということでした。
ホイアンがとても素晴らしかったと言っていたので「今度はホイアンに行ってみたいな~」と思いつつ、休暇が3ヵ月って、素晴らしい……と、心底羨ましくなりました……
いいなあ、欧米企業!