なぜだか分からないのですが、私はトイレや洗面所の水回りスペースが好きで、出掛けた先ではだいたい水回りをチェックします。
もしかしたら、東京ディズニーランドにあった、たくさんの鏡が壁面に飾られたこじんまりしたトイレが印象的だったからかもしれません(このトイレがまだあるかはわかりません。何しろ、最後にディズニーランドに行ったのはもう20年くらい前のことなので…)。
そんなわけで、旅に出たときも「この国のトイレはどんな風なんだろう?」と非常にワクワクしてスマホを片手にトイレに入ります。
というわけで、過去に訪れたいろいろなトイレをふりかえってみます。
キプロスのトイレ
地中海の東側に浮かぶキプロス。現地の人は「サイプロス」と発音していました。
EUに加盟するヨーロッパでありながら、トルコの影響も強く受けている国です。
キプロスのトイレは基本的にヨーロッパ仕様でした。
キプロスの東側、パフォスにあるバスステーションのトイレがこちら。
便座がない(汗)
床にトイレットペーパーが落ちてはいるのですが、それほど汚くはなく、きちんと定期的に掃除されている印象。
手洗い場がこちら。壁には、昔鏡があったのかな?という名残があります。
それなりに古さはあるものの、色が爽やかで、光が入る空間だからかな。嫌な感じのしないトイレでした。滞在中、何度か使わせてもらいました。
こちらは、Air b and b で予約したアパートのトイレ。
シャワースペース・トイレ・洗面スペースがまとまったユニットバスです。
一般家庭のトイレはこんな感じ。
ジョージア(グルジア)のトイレ
ジョージアはヨーロッパの東の端にある国。EU加盟国ですが、通過はユーロではなく、ギルです。
昔はグルジアと呼ばれていた国で、北にロシア、西にトルコ、南にアゼルバイジャンとアルメニアと接しています。
物価が激安な割に治安が良いので、近年、ジョージアに移り住む日本人も増えています。
私の記憶が確かなら、これはジョージアの首都・トビリシにあるショッピングモール「ガレリア」のトイレ(じゃなかったら、パブリックサービスホールのトイレ。両方で写真を撮ったのですが、どちらがどちらだったか…😅
広い石造りの空間に整然と並ぶ個室。
とてもキレイです。
個室はこんな感じ。
左側に、便座の上に敷くシートを入れるっぽいボックスがあるのですが、中は空っぽでした。
とても清潔できれいで、ストレスなく使えます。
洗面所も広ーい!
日本のようにメイクを直している女子はいませんでした。
こちらは、クタイシというLCCの空港がある街のホテルのトイレ。
ここも、洗面台とシャワールームが一体型。トイレットペーパーが取りにくい位置にあるのがポイント。
こちらはトビリシのアパートのトイレ。
洗濯機がバスルームの中に設置されています。
洗濯機とトイレのタンクの上にある白いパイプは暖房。パイプが暖かくなり、空間全体が温められるシステムです。ここに洗濯物をかけておくとすぐ乾きます。
写真だと分かりにくいのですが、トイレの背面の壁に銀色のホースが設置されていて、そこから水が出て股間が洗えます。イスラムのトイレには絶対あるホースですが、トビリシでも何度か見かけました。
こちらもトビリシのホテル。平均的なヨーロッパのホテルのバスルームという感じ。
ジョージアでは複数のホテルとアパートに滞在したのですが、シャワールームプラストイレ。バスルームの中には暖房が絶対ついていて、寒くないので助かりました。
アルメニアのトイレ
こちらは、アルメニアの首都エレバンのホテルのトイレ。
半透明の円形の空間はシャワースペースです。
洗面所。こじんまりしていてかわいいです。
ホテルのトイレは普通でしたが、ドライブインのトイレは野性味にあふれていました。
中は和式。窓はなく非常に暗いです。
紙もありませんでした。いろいろな意味で、懐かしさを感じるトイレでした……
日本にも昔は、こういうトイレいっぱいあったよね。
イランのトイレ
イランのトイレはとってもきれいでかわいいところと、野性味あふれるところの差が激しいです。
が、基本的にどこもだいたいきれいに掃除されています。
こちらはきれいなトイレの代表選手。カーシャーンのゲストハウス「Saraya Amil」のトイレです。ここは古いお屋敷を改築してゲストハウスにしており、オーナーが大学で建築学の教鞭を取っている先生ということもあり、建物すべてがスタイリッシュ。
キューブ型のガラスの向こうがシャワースペースです。
イスラム式のトイレは、ホースが設置されていて、水で洗うことができるのでとても清潔。
慣れると快適で、これがないと物足りなくなります。
こちらがシャワースペース。
このバスルームの場所自体が半地下になっていて、外から階段を下りて入る方式。
こちらはエスファハンのゲストハウスのトイレです。
バスルームと一体型なのですが、シャワーとトイレの場所が重なっていて、シャワーを浴びるとトイレがビショビショになるシステム。海外では、よくありますが、もれなくトイレットペーパーもビショビショになって使えなくなるので注意。
トイレ&シャワースペースは狭いのですが…
トイレの外にある洗面台スペースはとってもかわいい!!
壁面にあしらわれたタイルが最高にイランで上がります!!
こちらはイラン・シーラーズのゲストハウスのトイレ&シャワールーム。
これは1階のトイレで、2階は和式でした。
テヘランのゲストハウスのトイレ&シャワールーム。ここもシャワー浴びるとトイレがビチョビチョになるタイプ。
ちなみにトイレ&シャワールームは4階建ての各階に2つずつあり、片方を使うと片方はお湯が非常にぬるくなるというシステムでした。イラン、シャワーのお湯の温度が上がりにくい宿が多く、冬の旅はちょっと厳しかったです。
どこで撮影したのかまったく覚えていないのですが、イランのトイレ。
イランではよくある和式(スクワットスタイル)。
きれいに清掃されているので嫌な感じはまったくありません。が、公共の場所にあるトイレは9割紙がありません。
イラン女子は紙を当たり前に持ち歩いています。
洗面所も広い。
そして、雰囲気がなんだかちょっと懐かしい。
こちらは、カーシャーンのバスステーションのトイレです。
洗面台。
青いイラニアンカラーのタイルがめちゃくちゃかわいい!!!
トイレは和式ですが、イラニアンカラーのタイルのおかげで、かわいらしさが際立つ!!
和式トイレにも当然ながら、洗う用のホースがあります。
扉はこんな感じ。
こちらのトイレは、カーシャーンの近くにあるマランジャブ砂漠のキャラバンサライというホテル。
和式です。シーズンオフで客が一人もいなかったこともあり、使われていなくてとてもきれい。
茶系でまとめた重厚感のあるモザイクのタイルが素晴らしいです。
こちらの質素な白い洗面所は、カーシャーンのSultan Amir Ahmed Bathhouse。かつてお風呂だった場所です。トイレは当時のトイレというわけではなく、最近作られたもの。
素朴な和式。
このSultan Amir Ahmed Bathhouseの近くに、SarayeAmeriha Boutique Hotelというすてきな雰囲気のホテルがあります。中にレストランもあり、レストランは宿泊しなくても利用できます。レストランも良かったのですが、トイレも非常におしゃれでした。
白く凹凸の多い壁面はまさにイランのヒストリカルハウス。そこに効果的に設置された灯りが何とも言えずロマンチックです。
ここの洗面所がステキで、しばらくいろいろと写真を撮ったのですが、なかなか目で見た通りにきれいに撮影できなかったのが心残り……