2020年1月7日。
イランから24時間越えのバス移動を経て、無事にアルメニアの首都、エレヴァンに到着しました。
とにかく都会!モダン!なエレヴァン
荷物をホテルに置いてから、さっそく街を歩いてみたのですが、とにかくモダン。
街並みがヨーロッパで、スーパーマーケットが街中にいくつもあって、「ああ、ここはもうイランじゃないんだなぁ……」と実感します。
気温はテヘランとあまり変わらない印象。
けれど通りを歩く女の子たちの恰好は日本とあまり変わらずファッショナブル。
街中に花屋さんがたくさんあったのが印象的でした。
人はそれほど多くありません。散歩しやすい街です。
建物がトンネルになっているのが、いかにもヨーロッパ的!
表通り沿いにはキレイでモダンなアパートが並びますが、一歩通りを入ると、古くいい意味で香ばしさを感じるアパートが続きます。そこに、リアルなアルメニアの人々の生活を感じました。
きれいなショップが並ぶ中心部。
歩いていて感じたのは、なんだかやたらと「ビューティーサロン」が多いということ。アルメニアの女性はおしゃれが好きなのかも。
けれど、(当然といえば当然なのですが)イランのようにいきなりニコニコしながら話しかけてくる人はいません。
イランでは、目が合って「サラーム」と挨拶すると、だいたいニコニコっと笑って親し気に話しかけてくれる人がとても多かったので、それに慣れていた私は、クールなアルメニアの人達の雰囲気になんとも言えない寂しさを感じました。
残念すぎたレストラン Eat & Fit
さて、お腹が空いていたのでホテルで教えてもらったヴィーガン向け料理があるというレストラン、Eat & Fit で遅めのランチを取りました。
店構えはなかなかステキな感じ。
こじんまりした店内も居心地が良さそう……と思ったのですが、ここのウェイトレスの女の子がびっくりするくらい態度が悪かった。
男性のウェイターは普通に感じ良かったのですが、「アジア人だから嫌われてる?」と感じるくらい、女の子がツンケンした態度で、「私、一応客なんですけど?」という気持ちに……
マッシュルームのラップロールを頼みました。
生野菜に甘いソースがかかっていて、ラップロールも甘い味付け。悪くはないけれど「うーん」という感じ。
このラップロールとフルーツジュースで約1000円くらいでした。
お会計のときも女の子の態度が非常に悪く、とても不愉快な気持ちでお店を出たのが残念でした。
Googleのレビューが良いのが本当に疑問。
このレストランでの体験で私のアルメニアへの評価は急降下。
アルメニアの雰囲気が良かったら2泊しようと思っていたのですが、「この国は1泊だけでいいや。さっさとジョージアに行こう」と決意。けれどこれが、このあとすてきな出会いにつながります。
アルメニア人って、笑顔にならないの?
タクシーの運転手や街中で少し触れ合った人などに、笑ってお礼を言ったり話しかけても笑顔が帰ってくることは少なく、すっかり心が折れてしまいました。
笑顔で話しができたのが、宿泊したホテルのスタッフと果物を買った八百屋の店員さんだけ。
イランでは誰もがニコニコしていたのでその落差がけっこうショックでした。
イランが素晴らしすぎたので、より衝撃的だったのかもしれません。
アルメニア、町はきれいだけれど人が私とは合わないと感じました。たぶん私はリピートしません。
でも、アルメニアの交通マナーは最高
私の中でアルメニアの評価はだいぶ低いのですが、唯一「すごいな」と感激したのが交通マナーの良さ。
車が歩行者に優しいです。
信号のない交差点が多いのですが、歩行者がいるのが分かるとどの車も止まって、歩行者を優先してくれます。
日本の教習所でもそう教わるけど、実際にそれをしてくれる車って少ないんだよね。
だからその点はすごく良かったです。
安心して散歩できました。
ここは見習いたい。
世界中に見習ってほしい!
という、プラスとマイナス極端な評価となったアルメニアでした。
でも、私がたまたまマイナスな面ばかりを多く見て(感じて)しまっただけかもしれません。もしかしてあと数日滞在していたら全然違う感想になったかもしれません。
アルメニア人全員が冷たいということはもちろんなくて(このあと、すごくフレンドリーなアルメニア人にも出会いました)、優しくて笑顔の人もきっといるはず。
アルメニアを旅するすべての旅人に、すてきな出会いがあることを祈ります。