2019年のクリスマスにイランに入国し、エスファハン、カーシャーン、ラシュトと移動してきました。
現在、ラシュトでこの記事を書いています。
ラシュト到着後の昨日の朝、一緒に旅をしている友人が
「イラクでアメリカがイランを攻撃したというニュースが流れてるみたい」
と教えてくれ、その後、家族や友人から「イラン、大丈夫?」という連絡をもらいました。
今、イラン国内がどうなっているかをお伝えします。
イラン国内はいたって普通。昨日と変わりなし
ホテルのスタッフも、前日に知り合ってこの日、ラシュトや近郊の村を案内してくれることになったイラン人の女の子たちもいたって普通で、特に大きな変化はありませんでした。
訪れたイランの有名な観光地マスレ村(Masuleh Village)やそこに来ているイランの人達も「普段通り」という感じです。
午後、黒い旗を見かける
変化を感じたのは、マスレ村からラシュトへ戻る道中。
車の中から、黒い大きな旗が掲げられているのを見ました。
イラン国旗は街中のいたるところにあるのですが、真っ黒の旗というのは初めて。
「なんだろう?」と気になったのですが話題にすることはなく、そのままラシュトの町へ帰りました。
ただ、町について車を降りる時、それまで毛糸の帽子をかぶっていた女の子たちが帽子を脱いでスカーフを頭に巻きました。
それまで、彼女たちを見て「髪を隠していれば帽子でもいいんだ!」と思っていたのですが、「あれ。スカーフ?」と小さな疑問符が。
友人が聞いてみると「今日は少し街中がセンシティブだから」とのこと。おそらく、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官がアメリカの空爆で殺害されたことが関係しているのだと思われます。
翌朝、ホテルの前の通りにも黒い旗が。
イラン、ニュースでは物々しいことになっているようだけれど、国内はわりと普通とかわらないかんじ。ただ、昨日の夕方から黒い旗を見かけるようになった。ラシュトにて。 pic.twitter.com/TW5W5RICKA
— noire📝菅野りえ (@noi11313) January 4, 2020
昨日まで無かったように記憶しています。
私はこの後アルメニア経由でジョージアに行き、そのあとまたイランに戻ってくる予定ですが、イランで知り合ったすてきな人達とイランの美しい建物や街並みに被害が及ばないことを祈ります。