THAI VI Tampleを見学したあとは、2㎞離れたBICH DONGまで自転車で向かいます!
折しも時間は昼前で、だんだん強くなる太陽光線。
日焼けを心配してちょくちょく自転車を止め、日焼け止めを塗るのですが……
全然効いている気がしない。
BICH DONGまではそこそこ広い道沿いを自転車で行くのですが、車も少なくて道も平たんなので快適です。
こういう光景を見ると、ニンビンが岩山だらけの町なのだということを実感します。
そして辿り着いたのが、こちら。
BICH DONG。
自転車を止める場所を探すと、正面右側の奥が自転車置き場になっている様子。
けれど、屋根があって複数の現地女性(おばあちゃんたち)がいて……
これは、有料の雰囲気。
BICH DONG 自転車置き場の攻防
でも、英語がまったく通じず、値段が分からない。
私の他にも複数の欧米人が自転車を止め、値段を聞いて顔をしかめたり、「ここに自転車置くの止める?」みたいな雰囲気で話し合っています。
なにやら不穏な雰囲気……
でもせっかくここまできたのだから、観光したい!
というわけで、たぶんお釣りがくるだろうと10万ドンをおばちゃんに渡すと、引換証のような紙を手渡されました。
………。
っていうか、自転車一時預かりで10万ドン(日本円で100円)って、ベトナムにしちゃ高くね!?
え、え、ちょっとまって、そもそもここはいくらで自転車が置けるの、おつりはないの?
と焦る私は、自転車を置くか置かないかで話し合っていた欧米人夫婦に声をかけてみました。
すると
「ここ、高いわ。だって自転車停めるのに1万ドンもするっていうのよ!」
と妻が!
おいおい、ちょっと待て、私は今10台分の料金払ったぞ!!!!!
ちょうどそこに、おそらくベトナム人だと思われる観光客もやってきたので、その人に事情を話し、おばさんに「お釣りを渡すように交渉」してもらいました……
しぶしぶ仲間からお金を貰い、それを私に手渡すおばちゃん。
英語が通じるベトナム人が来てくれてよかった、とホッとする反面、おばちゃんのずる賢さに一気に下がるテンション。
……なんか、嫌な感じ……
けっきょく欧米人夫婦はお金を払って自転車を止めることが納得できなかったようで、観光を諦めて帰っていきました。
BICH DONGのすぐそばまで来てしまうと、本当に他に自転車を置けそうな場所はありません。だから、有料でここに置くしかないです。
けれど!
私はBICH DONGの観光を終えた後「……あ!」と気づきました。
というのも、BICH DONGに続く道路の少し手前には、道沿いの複数のカフェがあり、格安でココナツジュースや水が売られています。
たぶん、先にそこに行って、水かココナッツジュースを買ってから
「ちょっとそこで観光してくるから、自転車おかせてもらえないかな」
と言えば、OKしてもらえたのではないかと……!
というのも
BICH DONGの観光を終えたあと、あまりの暑さに道沿いのカフェに入り、ココナッツジュースを頼んだのです。
すると、店頭に並んでいるココナツではなく、わざわざ奥の冷蔵庫の中から冷えたココナツを出してきてくれました。
しかもこのお店のおばあちゃんがとってもフレンドリーで、同じテーブルについて、店に飾られている家族写真を差し「あれは私の子ども達、あっちは孫」みたいなことをベトナム語で説明してくれます。
英語は全然通じませんが、なんとなくわかりました!
すごく感じが良かったので……
おばあちゃんと一緒に記念撮影♪
こんな良い雰囲気のお店だったので、たぶん頼めば快く自転車置かせてくれそうだったんだよね!
私は観光を終えた後にそれに気づきましたが
ニンビンはとっても暑いので、BICH DONGに行く前と行った後に寄り、それぞれ飲み物を買ってあげたら、それで喜んでくれると思うのです!
どっちにせよ、熱くて汗をかいた体にココナツジュースはしみわたるし、おばあちゃんの笑顔も良いしで、楽しい時間でした。
BICH DONGの観光の前後には、大通沿いのカフェに入ることをおすすめします!
肝心のBICH DONGは……
池の上の通路を渡り、古びた石の門をくぐった先にあるのが、まだ新しい寺院。
この寺院から、岩山を上る険しい階段があって……
階段を上った先には
少し年期を感じるお寺が。
みんな写真を撮っているけど……
これが何なのか分からない(汗)
で、さらにここから
また階段を上がります!
上まで登ると、見晴らしを楽しめたりもするのですが、とにかく暑い!
そうそう、実は……
岩山の中、洞窟になっているところにも入れるようになっています!
日差しがさえぎられるとひんやりして涼しいのですが、ゆっくり座って休めるようなスペースはありません。
ちなみに、ここではおじさんがかなり強引に火のついたお線香を渡してきます。
寺院内にはお線香を指す壺があるので、そこにお線香を差すと線香代を求められます。
自転車置き場攻防直後で少し気が立っていたので
「あなたが勝手に渡してきたものに対して、払う義務はない!」
と日本語で撃退し、お線香を突き返しました。
腹が立った、言いたいことがあるときは、もう日本語できっぱり言いましょう。
通じます!
と、まあ、BICH DONGってこんなところ。
BICH DONGに入る前のカフェは良かったけど、あとはどうだかな~……という感じ……
他の記事で書きますが、岩山を上って高い場所からニンビンの風景を眺めるだけなら、MUA CAVEのほうがずっと面白いし、寺院ならBAI DINHのほうが迫力です。
何かよっぽどの理由がなければ、BICH DONGは特におすすめしません。