私がイランに行く目的のひとつが
「イランの紅茶が飲みたい!」
でした。
昔読んだ本の中に「イランでは、紅茶を飲むとき、角砂糖をまず口に含んでからカップを傾ける。イランの乾燥した空気の中では、こうして飲むととてもおいしい」と書かれていたのが印象的で、「私もそのイラン式の飲み方をしたい!」とずっと思っていたのです。
ところがイラン、紅茶以外にもおいしい飲み物がいっぱいあったので、ご紹介します!
イランの紅茶
まずはお約束、イランの紅茶。
これは宿泊したホステルNoh Cham Boutique Hotelでウェルカムサービスとして出てきたお茶ですが、1杯5,000リアルで頼めます。
だいたい氷砂糖のついたバーが付いてきて、熱い紅茶に入れてクルクル溶かして飲みます。
イランのホステルで出てきた紅茶セット。氷砂糖を溶かして飲むタイプ。めちゃくちゃ甘いけど、それが乾燥しきった空気の中だと最高においしい。 pic.twitter.com/XuVkpyhJ4p
— noire📝菅野りえ (@noi11313) September 26, 2019
氷砂糖を全部溶かすと、(日本人的には)甘くなりすぎるので、適度なところで引き出すのがコツ。
こちらは、エスファハンの Jameh Mosque of Isfahan 近くにある広場のカフェで。
ほとんどの場合、紅茶はガラスのカップで出てくるのですが、たまに中国式のカップで出てきます。
この時はサフランティーを注文。12,000リアルほどだったように記憶しています。
Jameh Mosque of Isfahan はイマーム広場から10分くらい歩いた場所にある静かなモスク。イマーム広場の喧騒に疲れてたら、ぜひこちらへ。
トリップアドバイザー Jameh Mosque of Isfahan
こちらもエスファハン。
イマーム広場を囲む回廊はバザールにつながっていて、女王様のモスク側(アーリーガープ―宮殿の反対側)の回廊にはカフェが数軒あります。そのうちの1軒、中庭に面したカフェでサフランティーを注文。
なぜか、「紅茶を飲みたい」と言うと「サフランティーにする?」と勧められることが多いです。
サフランの花とシナモンが付いてくるので、紅茶に入れて、氷砂糖付きのバーでクルクルします。
フルーツジュースが新鮮でおいしい!
こちらはヤズドの街中のフルーツパーラーで頼んだスイカジュース。
野菜や果物の自然な甘さを楽しみたいので「砂糖もシロップも入れないで!」と注文しています。
優しい甘さが街歩きで疲れた体に染みわたります……
お値段もだいたい10万リアルほど。
私はスイカが好きなのでスイカジュースを頼むことが多いのですが、イランの人達はニンジンジュースを頼むことが多いようです。
イランの野菜や果物は全てオーガニック。
そんなオプションもついていると思うと……おいしさが2倍、3倍に!
チアシード?入りの飲み物も多い
ヤズドのバザールの中にある、おしゃれなカフェで頼んだドリンク。
これが何なのかもう忘れてしまったのですが、チアシードみたいな細かいプツプツした粒が沈んでいます。
「味わう」というより、砂漠の街ヤズドは非常に暑くて乾燥していたので「喉を潤したくて一気に飲んでしまった」ため、味のレポートが(汗)
けれど、おいしかったことは覚えてます!
だけどおしゃれカフェだったので、お値段もそれなりだったような記憶。
Jameh Mosque of Yazd を囲むバザールの中にあるカフェです。
キュウリが入った、シーラーズ伝統のドリンク
シーラーズのレストランでどの飲み物を頼もうか迷っていたときに、お店の人に薦められたのがこちら。
なんでもシーラーズでは一般的なドリンクらしく(名前は失念)、キュウリが入っていて底には甘い液体が沈んでいます。
相席になったファミリーに「よく混ぜて飲むんだよ」と教えてもらい、グルグル掻き混ぜたところ、ビネガーが入っているのか、ちょっと酸味も。
とてもサッパリした味わいの飲み物でした。
紅茶はもちろん、おいしい飲み物がいっぱいだったイラン。なかでもやっぱり紅茶がおいしかったです。