【イラン旅行】フィーン庭園(カーシャーン)とアブヤネ村

テヘランからのツアー、2ヵ所目はカーシャーンの名所、フィーン庭園。

カーシャーンの街中からは離れているので、バスまたはタクシーでアクセスする距離になります。

フィーン庭園

庭園の中にはこんなプールみたいなのがたくさんあり、水が出ているのですが、なんとこれ湧き水だそう!

ここから溢れた水が水路を通って、庭園中をめぐります。

石造りの庭の中を水路が通っていて水が流れます。

ゆったり過ごせる空間です。

ここは確か、水が湧いているところの天井のモザイクだったような……。

薄い色合いのブルーと黄色がきれいです。

 

フィーン庭園はこのほか、古いお風呂やカナートの跡が残されていて見学できます。

地球の歩き方を見るとけっこう大きく取り上げられているのですが、私としては、わざわざ来るほどの場所でもなかったかな、というのが本音……。

ここより、ゴムのファティマモスクのほうが見ごたえあったなー。

アブヤネ村

アブヤネ村はカーシャーンから車で1時間ほど離れた山の中にある村です。

建物がすべて同じ色合いの赤(ピンク色)。黒いチャドル(マント)を着る人が多いイランの中でも、アブヤネ村の女性は白地にバラの柄のチャドルやスカーフを着用することで知られています。

アブヤネ村を入ってすぐの通りを歩く、アブヤネ村の女性。

バラのスカーフだ!

村の家々は、やっぱり同じ色!

これは、この地域で採れる土の色だそう。

アブヤネ村に向かう道の途中にあった山も同じ色をしていました。

建物は土と木で作られています。ベランダを支えているのは木。

地球の歩き方を見ると「行ってみたい」と思わせてくれる村ですが、実は……

半分以上が廃墟で、崩れています。

若い世代はテヘランやカーシャーンに引っ越してしまい、過疎化が進んでいるそう。日本の田舎と同じです。

アブヤネ村の裏にある山に登ってみました。

こうして見下ろすと、けっこう戸数も多いし広い村なんだなー……

屋根の上がアルミでおおわれているのは、雨と雪から家を守るためです。

村に戻ると、歌声が。

ツアーガイド君曰く「これは誕生日の歌。イランでは誕生日にこの歌を歌うんだ」とのこと!

声がする方に行ってみると、広場でピクニックをする人達が。

そして、歌だけでなく通りにみんなが集まって踊り出しました。

その雰囲気はまるでブラジルのカーニバルのようですごく楽しそう!!!!

「ブラジル人の観光客がいて、雰囲気にノッて一緒に踊っているのかな」と思ったくらいですが、実は踊りもイランの誕生日ならではらしいとのこと!

歌と手拍子とダンスのイランのお誕生日パーティー、貴重なものを見せていただきました!

 

アブヤネ村のレストランは、おそらく村の入り口に入るところにある1軒だけで

水路に沿って並ぶ半野外のテーブルでお食事する形式。けっこうリッチな雰囲気です。

ビニールで覆われているのは寒さ避け。中にはストーブもあります。

中にはペルシャ絨毯が敷かれているので、座り心地はとても良い!

けっこうくつろげます。

手前は私がオーダーした茄子と豆の煮もの(ドライカレー風)をパンに包んで食べる食事。

奥のご飯はガイド君がオーダー。チキンと野菜が乗っています。

けっこうおいしかったけれど、かなりボリュームたっぷりで、私もガイド君も完食できませんでした。