この記事は3月に書いていますが、キプロスに滞在したのは2020年の1月となります
当初、3日ほどキプロスに滞在してキプロスからドバイを経由して帰国する予定でいました。
しかし、風が吹くと寒いけれど風が来ない中庭では、昼間は汗ばむほどの温かさだったことと、思いのほか居心地が良かったことも手伝って、キプロスの滞在を伸ばすことに。
キプロスでは、ラルナカに3泊⇒パフォスに3泊⇒リマソルに4泊滞在しました。
まずはラルナカの様子からお伝えします。
ラルナカ、風が強くて寒い!
キプロスは地中海に浮かぶ島。
主な国際線が発着するラルナカ空港があるラルナカは華やかな海沿いの町です。
というわけで、これが私が人生で初めて目にした地中海!
……なんだけど、寒い!!!!
ラルナカに到着した直後も思ったのですが、とにかく風が強くて寒い!
海はあるし、海辺には椅子もあるけど、海辺でくつろぐ人は少なかったです。
雰囲気をのある街並みとブランドショップが入り混じる
ラルナカの中心部唯一?の観光スポットともいえる聖ラザロ教会。
この教会の周りは昔の街並みが残されている感じで雰囲気がありました。
カフェも多いですが、やはり物価はジョージアと比べると高いです。
おしゃれなカフェやレストランがたくさん。
それからブランドショップも軒を連ねていました。
そういえばキプロスには、なぜかアディダスのお店がやたら多かったように思います。
ラルナカにはThe Body Shopもあって、ちょっと懐かしくなりました。
若者向けのアパレル、化粧品などのおしゃれなお店が多かったです。
あと、スマホ屋さんがやたらたくさんありました!
こちらはスーパーマーケット。
ラルナカでは最初の2泊をエアビーで、最後の1泊をホテルに泊まったので、スーパーマーケットで食料調達しました。
ラルナカのスーパーは、聖ラザロ教会の裏手に数軒集まっているだけで、他にはないようです。
とてもフレンドリーなおじさんがレジにいていろいろ話しかけてくれました。
水2リットル、パン、オレンジ2個、リンゴ2個、スライスチーズ10枚くらいのパックで5ユーロ。安いような安くないような……
ジョージア価格に慣れていると「日本より安いけど、ジョージアより高いな」とつい考えてしまいます。
そうそう、キプロスのSIMは……
と書いていて思い出したのですが、当初3泊で帰国する予定で、キプロスはラルナカにしか滞在しないつもりでいたので、キプロスではSIMを買わずにいたのですが、以外と居心地が良かったので帰国を伸ばすことにし、SIMを購入しました。
実はキプロスに到着したとき、空港でSIMを買おうと思ったのですがSIMショップが見当たらず。
ホテルのフロントで聞いてみると「キオスク(日本でいうコンビニ)で買えるよ」とのことで、キオスクでSIMを買い、店員の女の子に手伝ってもらってアクティベートしました。
たしか、2Gくらいの通信プラス通話付きで5ユーロくらいだったような……
あいまいですみません。でも、「そんなに高くないな」と思ったことを覚えています。
ラルナカ、おすすめのレストランとローカルフード
ラルナカで居心地が良くておいしかったレストランをいくつかご紹介します。
ALEXANDER
まずは海岸沿いのALEXANDER。
スタッフがフレンドリーで、海を見ながら食事できます。
ワインを頼むとポップコーンも一緒に出てきました。
グラスワインは、だいたいどこでも2ユーロくらい。
キプロスのローカル料理を食べたい、と伝えると、ムサカ(ポットに入ったグラタンのような料理)をおすすめされました。
「私、ベジタリアンだけど大丈夫?」
と聞くと、本当は肉とジャガイモとズッキーニを重ねて焼くけれど、肉抜きで作ってれるとのこと。
太いポテトとキャベツがメインのサラダが付け合わせです。
ムサカはアツアツですっごくおいしいのですが、何しろボリュームがすごくて……
完食はできませんでした。
Stoano Kato
ベジタリアン向け料理が食べたくて訪れたのは、中心部にある繁華街の中のレストランStoano Kato。
肉や魚料理もありますがベジタリアン向けメニューも充実したお店です。
お昼少し前に訪れたところ、私が最初のお客さんだったようで、店内は無人。
中庭のテラス席が気持ちよさそうだったので、中庭でランチを食べることに。
中庭は風はなく、暑いくらいの日差しが降り注ぎます。
でもすっごく気持ちいい!
野菜のトマト煮(の上にチーズが乗ってる)とハーブティー、そしてライスを頼んだのですが、パンもついてきました。
これが全部、どれも本当にびっくりするくらいおいしくて感激!
正直ベジタリアン料理って、だいたいどこも似たようなメニューで似たようなものが出てきて、ヨーロッパでいくつか食べたのですが、「こんなもんか」という味わいだったのですが、
ここのは絶品!
なんで?
キプロスの野菜がおいしいからなの?
太陽の力?
オリーブオイルが新鮮だから?
本当においしかったです。
これで約10ユーロ。
Ithaki Restaurant
ブティックが並ぶお洒落な通りに面したアパートの中庭にある、隠れ家的なレストランがIthaki Restaurant。
小さな看板を見つけてふらっと入ってみたのですがかなりお洒落で居心地良かったです。
中庭のテラス席。かなり広いです。
屋内の席もあり、私が来店した日はかなり寒かったので、テラス席は無人でした。
グラスワインは小さなボトルで提供されるスタイル。
お通し的なトーストと付け合わせ。
端からドライオリーブ(しょっぱいけどかなりおいしい)、オリーブオイル、なんだか忘れた。
いやもう、全部おいしいのなんのって!
ワインとこれだけ、いっぱい下さい!って言いたくなるレベル。
ズッキーニのフライと、酸っぱい系ディップ。
正直ディップはいりませんでした。
塩だけでいい!
トマトとチーズを煮込んだ料理。
これと同じようなのをイランで食べました。
イランとトルコ、ギリシャは共通点が多いらしく、キプロスはギリシャとトルコの影響を強く受けている土地だそうなので納得。
これも濃厚でおいしかったです。
店内にはビールを1杯だけ飲んで帰るおじいちゃんもいて、まさに「ローカルのお店」って感じでした。
Coffee & Friends Bar and Restaurant
海岸のバス停から、ちょうど一本奥へ入った通り沿いにある解放感あるレストラン。
朝食も提供していて、朝から営業しています。
実はお客さんが全然入っていなくて不安だったのですが、最終日前日の夜に入ってみたら、すっごく美味しくて感激。
スタッフもフレンドリーで楽しい時間を過ごしました。
まずはグラスワインとパンをオーダー。
塩気のあるブラックオリーブが付け合わせで出てきました。
オリーブ、本当においしいんだけど塩気が強すぎて1粒か2粒で「もういい……」ってなってしまいます。
キプロス名物の焼いたチーズ、ハル三。
5ユーロ。
キュッ、キュッとした独特の歯ごたえで塩気が強いチーズです。モッツアレラチーズに似てるかな。
これとワインの組み合わせが最高でした!
ワイン、何杯でもいける!!!
そして、「私ベジタリアンなの。野菜が食べたい」と言ったら出てきた、ボイルした野菜にオリーブオイルと塩をかけただけのすごくシンプルな温野菜なのですが
これがスペシャル絶品でした!
野菜なの?オイルなの?塩なの???
最強においしい野菜で、私はだいたい外食すると食べきれず残してしまうことが多いのですが、ここの料理は塩辛いオリーブ以外は完食。
本当においしかった。
究極にシンプルなのに、究極においしかった………
もう一度、このお店で温野菜食べたいなあ。
トリップアドバイザーに情報がないようなので、地図だけ貼っておきます。
そうそう、ラルナカには日本食レストランも複数ありました。
私は入らなかったけど……。
キプロスでは日本食が人気なのかも?
キプロスって、レストランでチップ払う?
さて、海外でレストランに入るとここが気になりますよね。
私もレストランに入ってから会計の前に
「あ、チップ……払う?キプロスって払う文化?」
と不安になったのですが、地元の人々を見ていたら誰も払っていなかったで、滞在中レストランでは一度もチップは払いませんでした。
とあるカフェでカード決済をしようとしたところ
「もしチップを払っても良いと思ったら、チップの料金を入力して」
と言われたことがあったので、特にそういうことを言われなければ払う必要はないようです。
(ちなみに、あまり良いサービスではなくWi-Fiもつながらなかったので、そのお店では払いませんでした)
ラルナカの滞在、何日が適当?
私は午前中は仕事をして、午後はぶらっと街を散策というスタイルだったのですが、小さな町なので3日目にはちょっと持て余しました。
ちょっと離れた場所に塩湖があったので、そういうところへ行っても良かったかも。
ラルナカ自体、人口5万人の小さな町なので、2泊もすれば十分だと思います。