【イラン旅行2020新春】イランからアルメニアへ24時間バス移動

イランとアメリカの情勢が緊迫する中、私はテヘランで宿泊していたホステルをチェックアウトし、バスでアルメニアに向かいました。

バスの予約はホステルのスタッフに頼む!

私の旅は基本的にすべて成り行き任せ。

今回はイラン旅行に同行した友人が6日にイランからドバイへ戻ることが決まっていたため、私も同じ日程でイランを出国する予定でした。

次の目的地はずっと行ってみたいと思っていたジョージアなのですが、どうせなら陸路で移動してアルメニアも見てみよう、とバス移動を選択。

実はカーシャーンで宿泊したSaraye Amirのオーナー、アミールさんにも相談したのですが、アミールさんが調べてくれたところによると

「テヘランからジョージアのトビリシまでバスで300万リアル。安いね!

テヘランを10時に出るバスで、移動時間は16時間……到着は深夜2時だよ」

ということで、「それはちょっとキツイな……」と思い、「じゃあ、経由するアルメニアまでのバスを選んで、アルメニアも少し歩いてみよう」と気持ちが折れました。

テヘランン→アルメニア(ここで1泊か2泊)

アルメニア→ジョージア

というルートにすることにしたのです。

 

テヘランのホステルで「アルメニアまでのバスを手配してほしい」とスタッフさんに頼み、オンラインで予約をしてもらいました。支払もその場でスタッフさんがオンライン決済してくれたので、その金額をスタッフさんに現金で支払います。

テヘランからアルメニアまで、250万リアル。約2,000円くらい。

安い!

このとき、「テヘランからジョージアが16時間なんだから、途中のアルメニアまでなら12時間くらいでいけるはず」と予測していました。

が、これが甘かった……。

テヘラン→アルメニアのバスは24時間コース

この夜、カーシャーンからテヘランへ来ていたアミールさんやアミールさんのお友達とテヘランで会い、一緒に夕食を食べました。

その時に「ジョージア直行ではなく、アルメニア行のバスを予約した」と伝えると、アミールさんやその友人たちが一斉にスマホで検索し

「そのバス、24時間かかるみたいですよ」

と!

まさか、と私も慌てて調べると、確かに24時間とか22時間とかいう旅人さんたちのブログが見つかりました。

テヘランからジョージアが16時間なのに、それより近いアルメニアが24時間もかかるのはなぜ!?

そんな疑問が湧いたけれど時すでに遅し……

チケットはすでに取ってしまったので、24時間バスで移動です。

西バスターミナルから、アルメニア行のバス出発!

出発の日、アメリカがイランのソレイマニ司令官を爆殺したことによる葬儀が行われてイランのメインストリートは車両の通行ができなくなっていました。

バスは12時(正午)出発でしたが、テヘラン全体がひどく渋滞している可能性があると言われたことを受け、9時半にホステルをチェックアウトして11時少し前にバスターミナルに到着。

ターミナルにいた男性に「どこに行くんだ」と聞かれたので「アルメニア」と答えたところ、Royal Safarというバス会社のオフィスに行くように指示されました。

こちらがオフィスで引き替えたチケットです。

待合室でのんびり待ちつつ、途中一度抜けて売店でサンドイッチとナッツを購入。

15分前に荷物を引きずってターミナルに行き、そこにいたスタッフに「アルメニア!」と告げると、黄色いバスを指さして教えてくれました。

言葉はほとんど通じないけれど、バスターミナルにいた人は皆親切で、ジェスチャーでサポートしてくれました。

どこに行ってもイラン人の優しさとホスピタリティの高さを感じます。

こちらが私が乗り込んだバス。一番乗り!

通路を挟んで隣になったイラン人の大学生アリくんが「トイレ休憩だよ」「ランチ休憩だよ」と、いろいろサポートしてくれました。

国境越えは深夜1時

出発してすぐにサンドイッチが配られ(さっき買ったのに!)、そして1時間後にはランチ休憩がありました。

ランチ休憩の最中、アリ君とおしゃべり。

アメリカに行ってみたいし、アメリカで勉強したいけれど政治の問題でどうにもならない、とアリ君が話してくれました。こんなどうしようもない問題で、何の罪もない大学生が自分のやりたいことを諦めなくてはいけないなんて……と、何ともいえない気持ちを抱え、バスはひたすらイランを北上。

雪景色を眺めつつ、「またイランに帰ってこられるかなあ……」とぼんやり考えていました。

ガソリンを補充したり、なんだかわからないけれどやたら長い休憩時間があったりして、国境に到着したのが深夜1時。

バスから荷物を全部下ろしてパスポートコントロールへ。

ここに両替所があるので、残ったイランリアルの一部をアルメニアドラムに両替しました。

パスポートコントロールと荷物チェックの前に売店もあります。イランのものが欲しければここで!

この後、イランを出て荷物をX線に通し、荷物を引きずって屋外へ。

500メートルほどを歩いてアルメニア側の入国審査場へ移動します。

このとき、トイレで何度か顔を合わせたイラン人女性マリアンさんと仲良くなり、マリアンさんの旦那さんと二人の友人のイラン人男性の4人でおしゃべりをしながら国境超え。

マリアンさんの旦那さんは「川だよ!」と国境を隔てる川を興奮したように見下ろしていました。

アルメニアの入国審査はけっこう時間がかかり、(私はパスポートチェックにだいぶ待ち、マリアンさんはスーツケースを開けて中身を細かくチェックされていました。同じバスに乗っていた他の人達もなかなか出てこなかったので、皆さん時間がかかっていた様子)私たちが無事に入国が住んだのは深夜2時。

待合室の椅子に座ってバスがやってくるのを待ちます。

ATMやコーヒーの自動販売機がありますが、他の飲み物はショーケースに入っているものの鍵がかかっていて買えません。ひどくのどが渇いていたので、水のペットボトルを持ち歩いていてとても助かりました。

ここでマリアンさんとInstagramでつながり、マリアンさんの投稿を見せてもらいました。

エスファハンの大学で美術の先生をしているというマリアンさんのInstagramには、本当にステキな絵がたくさん!

セルフポートレートや家族を描いたもの、「男でも女でもあり、子どもでも老人でもある」人物を描いたものなど、見ごたえがあり時間を忘れてマリアンさんにそれぞれの絵の解説を聞いていました。

バスがやってきたのが、深夜3時。

他の旅人のブログでは、このアルメニア入国で3時間くらい待ったという記事もあったので、2時間ならまあいい方かも。

再びバスに乗り込んだはいいものの、すぐに警官が乗りこんんできて再びパスポートチェックがあり、「早く寝たいのになかなか寝られない」という状態でした。

朝食抜き、到着は午後12時半!

それからバスはひたすら走り続け、日が昇って来たのは8時近く。

アルメニアの素朴な風景の中、休憩もほとんどとらず……。

もちろん朝食抜きですが、バスの中でずっとうとうとしていたので、お腹もすきませんでした。

けれど、景色は最高!

絶景が続きます。

途中、止まったアルメニアでのトイレ休憩では、トイレの中に下肢を洗うためのホースがなくて「ああ、イスラム圏じゃなくなったんだ」と不思議な感慨が……

手書きの「男女」がかわいい

このトイレのすぐそばを川が流れていて、これもまた美しかったです。

アルメニア、風景が本当に絵のようで美しい!

そこからまたしばらく走り、エレヴァンに到着したのは12時半。

まさに24時間半の長旅でした。

イランだとバスから降りるとタクシーが待ち構えていて、すぐに運転手から声をかけられるのですが、アルメニアではまったくそんなこともなく。

泊まるホテルが反対方向だったマリアン夫妻とはそこで別れを告げ、宿泊先のホテルまで歩いて移動しました。

 

それにしても、本当に疲れた!

この日、夜8時にベッドに入り、翌朝8時までぐっすり眠りました。

もうバスの深夜移動は絶対にしたくない……

 

 

 

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