2019年5月にイランを旅した際、旅の最後の地はシーラーズで、出国はテヘラン⇒ドバイというルートでした。
イランの国内移動はバスがとても快適だったので、シーラーズからテヘランまでバス移動しようかとも思ったのですが、距離がかなり遠いこともあり、シーラーズ⇒テヘランは飛行機で移動することにしました。
不安……飛行機、ちゃんと飛ぶの?
イランのガイドブックを読むと、国内線は欠便が多く、時間も遅れることが多いとのこと。
私はテヘランからドバイ、さらにその後マレーシアに移動する予定ですでにチケットもドバイで宿泊するホテルも予約していたので、「欠便とか時間が大幅に遅れるのは困る!」と心配していました。
ちなみに、テヘランからドバイへの便が夕方4時くらい(確か)。
シーラーズのキャリーム・ハーネ・ザンド通りには両替商が多い通りがあり、その少し北側に旅行代理店がある、とゲストハウスのオーナーから聞いていたので、行ってみることにしました。
最初に見かけたのが、名前は忘れてしまったけれど、航空会社の支店。
中に入り、「この日の17時にテヘランから国際線に乗りたい、それに間に合うテヘランまでの国内線を予約したい」と伝えると、なんと朝8時の便を勧められました。
いくら何でもそれって早すぎない?と言うと、
「シーラーズの飛行機が到着するメヘラバード空港は国内線の空港だから、その後、国際線に乗るならエマーム・ホメイニー空港に移動しないといけない。タクシーで約1時間だけれど、渋滞したら1時間じゃ着かないよ」
とのこと!
そうか、日本でいう羽田と成田みたいな感じなのね。
「それに、もし8時の便を予約した場合、この便が欠航しても次の10時の便に乗れば17時の国際線に間に合うよ」
との返事。
ってか、欠航するの前提!?
「え、欠航すること、よくあるの?」
と聞くと、「欠航するかもしれないし、しないかもしれない。私たちにも分からない」という、日本ではありえない返事が……
マジか!
急に不安がむくむくと大きくなってきたのだけれど、「分かった、少し考えるね」と言って、その場でチケットは買わずにいったん店の外へ。
それなら欠便がほぼないバスのほうが安全か?
と思いながら道を歩くと、もう1軒、今度は航空会社の支店ではなく「Travel Agency」と書いてあるお店を発見。
旅行代理店だ!
旅行代理店でもう一度話を聞く
こちらに入ってもう一度、同じように「この日の17時にテヘランから出る国際線に乗りたい、それに間に合うようにテヘランに行きたいんだけど、飛行機予約できる?」と聞くと、
「シーラーズ発、Mahan Airの11:50の飛行機があるよ」
という返事。
え、11:50?ってほぼ正午!?
「え、それで大丈夫?間に合う?もし遅れたり欠航したら?」
と聞くと、
「Mahanは時間通りに飛ぶから大丈夫!」
と超自信満々な返事。
11:50にシーラーズ発、テヘランの国内線用のメヘラバード空港(日本の羽田みたいな感じ)に13:15に到着するから、そこからタクシーでエマーム・ホメイニー国際空港まで1時間。多少道が混んでも大丈夫、間に合う、と自信満々に言い切るお姉さん!
なんか、心強い……
というわけで、ここで予約することに。
シーラーズ⇒テヘランの国内線、約1時間ちょっとのフライトで260万リアルに税金を足して285万リアル。約3,000円弱くらい。
安いね……!!!
国内線なら、空港到着は1時間半前くらいでOK
楽しかったイラン旅行も最終日。
ホステルのオーナー、ハミッドさんに「11:50の飛行機なんだけど」と伝えると、「じゃあ10:00くらいにタクシーを呼ぶといいよ」とけっこうのんびり。
「飛行機が欠航するかも」「送れるかも」という話は一切出なかったので、あまりそういう心配はしなくて良さそうです。
というわけで、Snappでタクシーを呼んで、シーラーズの空港まで。町の中心部から20分くらいです。
よくある小規模な地方の空港という感じですが、とてもキレイで近代的です。
空港内のカフェは、ラマダン中ということもあり覆いが掛けられていますが利用可能。
搭乗口の前のスペースはこんな感じで、この辺は世界中どこに行っても変わらないです。
Mahan Airはきちんと時間通りに飛びました。そんなに心配しなくても大丈夫だったのかも。
シートはごく普通。
1時間15分くらいのフライトですが、機内食が出ます。
パンがいっぱい!
ラマダン中でしたが、ムスリムではない観光客は次々に食事開始。私の隣に座っていた女の子は食べずに持ち帰っていました。
定刻通り期待はメヘラバード空港に到着。Snappでエマーム・ホメイニー国際空港に移動したのですが、特に渋滞もなく1時間ちょっとで到着しました。
むしろ、早くテヘランのエマーム・ホメイニー国際空港に着きすぎて、チェックインカウンターが開くまで、約2~3時間、ベンチでパソコン広げて仕事していました。
(カウンターがあるエリアに入るには一度ボディチェックと荷物チェックがあります。カフェはこのエリアの外で、一度カウンターがあるエリアに入ってしまうと、ベンチで待つしかありません。ラウンジはイラン航空などイランのキャリア専門で、プライオリティパスも当然ながら使えません)
日本ではパソコンを広げている人たくさんいますが、イランではほぼ皆無で、場違い感がすごかったです。