翌朝。
早朝、目が覚めてあたりを散策することにしました。
私は一人旅をすることが多いのですが、それは一人気ままに歩き回りたいから。
一人の時間は大切。
学校へ行く子供たちとは逆方向に大通りの方へ歩いていくと、川へ降りる小さな階段を発見。
こういうの、たまらない!!
思わず降りてみました。
車に乗っていたら、絶対気づけない。
自分の足で歩くから見つけられる、小さな通路。
旅の醍醐味!
でも、この道ってこのまま進んでも良いのかな、と考えたら、向こうから人がやってきました。
なんと、肩にてんびんをぶら下げてる!!
時代劇みたい!
初めて生で見ました。
向こうから人が来るということは、向こうに行けるということ!
そのままどんどん進んでみることに。
すっごくのどかです。
川は澄んでいて、歴史ある感じの建物が並んでいます。
川岸の家が無いところは、畑になっていました。
ずーっと川沿いを歩いていくと…
石畳の通りに出ました。
両側には古い家々。
なんと川沿いの小道は、麗江の古城と呼ばれる古い街の中へ続く道だったのです。
路は曲がりくねっていて、そこかしこに曲がり路が。
迷いそうだけれど、しばらく古城の中を歩いてみることにしました。
細い道がずーっと続きます。
歩き続けると、広い通りに。
両側の家は、ほとんどシャッター……ならぬ、木の扉が閉まっていました。
開いたらどうなるんだろう??
朝7時半ころ。まだあまり人はいません。
猫が歩いてたり。
警戒心が強くて、触ったりはできませんでした。
タイムスリップしたかのような、街並みが延々と続く…
麗江古城は世界遺産です。
かつて、麗江で大きな地震が起こり、多くの建物が被害を受けた時も、麗江古城ではほとんど被害が無かったそう。
高低差があるので、階段も多い。
その分、街並みに変化が出て面白いです。
千と千尋の神隠しに出てきそうな雰囲気!
まっすぐな道は少なく、緩やかにカーブして枝分かれしているので、どこを歩いているか分からなくなってきます…