女一人旅 福井の楽しみ方 蕎麦編

さて、翌日は蕎麦を食べて昼過ぎに変えることに。
朝目を覚ましたら、窓の外はうっすら雪化粧していた。

晴れ間が見えるけれど、天気予報だと雨が降るみたいだし、傘がないとツライなあ……。
そんなことを考えながらチェックアウトをしようとすると、私の傘が出てきた!

なんと「2階のバーのマスターが、お客様の忘れ物だと届けてくれました」とのこと!
ああ、このホテルに宿泊してるって、言っておいてよかった!

助かった!と傘を受け取り、まずは足羽山まで足を伸ばしてみることに。
足羽山には愛宕坂という雰囲気タップリの坂道があって、そこを上るだけでも情緒を味わえる。
4月の桜の頃にはたくさんのキャンドルが並んでライトアップされる風景もとてもステキなのだ!
ちなみに愛宕坂には茶道美術館橘曙覧記念文学館もあり、ここだけでもかなりの長い時間を過ごすことができる。

さて、坂と風情を味わったら、蕎麦を食べるぞ!
というわけで、愛宕坂の入り口に近い蕎楽 愛宕庵へ入ってみた。
こちらで注文したのは九頭竜産マイタケをつかったおろしそば!
やっぱり地元のものを食べたいものね~!

揚げたてアツアツのマイタケ天麩羅は本当に美味しくて、そしておろしそばもたいへん美味だった。

これだけでもけっこう満足したのだけれど、昨日バーのマスターに教えてもらった、片町のメインストリートにある「さのや」というお蕎麦屋さんも気になったので、はしごすることに!

片町に向かって歩いていると、こんなおしゃれな洋館を発見。

ここはグリフィス記念館というらしい。

なんでもむかし、福井からアメリカに留学した偉人の記念館だとかなんだとか……。

寒さをしのぐために。ちょっと中に入ってみる。

係り員がいなくて静かなので、なんだかまったりできた。観光中の一休みスポットとしても良いかも。

この建物の二階から外を見ると……

昨日の雪が残っている。

こんな感じでほとんど積もっていないけど。

さて、少しだけグリフィス記念館で休んだあとは、片町に戻ってさのやのお蕎麦を食べにいこう!

さのやは、川のほうから片町のメインストリートに入り、左側にある風情ある店構えの蕎麦やさん。

店内はそれほど広くはない。

おろしそば500円……か550円だった。

蕎麦は手打ちで麺の太さが不揃い、そしてこしが強いけれど、しっかり蕎麦の風味を感じることができる。

蕎麦だけでいったら、今回食べたどの蕎麦よりも、さのやの蕎麦が一番好きかも。

さて、食事を終えて店を出ると……

雪がすごい勢いで降ってきた!

ダウンやパンツに雪を積もらせながら駅まで戻り、しらさぎに乗って米原へ向かう途中……

すっかり真っ白!

雪景色も見ることができ、満足した取材旅行だった。

 

最後に。
福井の冬の風物詩、水ようかんを買ってみた。

千のマスターに教えてもらわなかったら、水ようかんは素通りしていたと思う。